江戸川乱歩賞最終候補
2025-05-08 12:48:27

第71回江戸川乱歩賞の最終選考候補作品が決定!注目作揃いのミステリ界の登竜門

日本のミステリ界における最大の新人賞、江戸川乱歩賞の第71回最終候補作が発表され、話題を集めています。

江戸川乱歩賞は、日本推理作家協会が主催し、書き下ろしの長編ミステリー小説を審査対象とする賞で、これまで多くの有名作家を輩出してきました。昭和32年度に受賞した仁木悦子『猫は知っていた』から、昨年度の受賞作、霜月流の『遊廓島心中譚』や日野瑛太郎の『フェイク・マッスル』に至るまで、年々多くの期待の新鋭たちがこの賞を目指して挑戦しています。

今年度の応募作品はなんと402編に達し、その中から選ばれた5作品が最終候補に進出しました。選考委員たちは、焦点を絞って実際に全作品を精読し、厳正な審査を行っています。この注目の最終候補作を以下にご紹介します。

1. 「Vintage Drift」 - ジョウシャカズヤ
2. 「浚渫船は秘湯に浮かぶ」 - 髙久遠
3. 「殺し屋の営業術」 - 野宮有
4. 「カーマ・ポリスの執行人」 - 平野尚紀
5. 「メアリがいた夏」 - 山本エレン

これらの作品は、それぞれ独特の視点とストーリー展開を持ち、読者の心をつかむ要素が詰まっています。特に、ジョウシャカズヤの「Vintage Drift」は、タイトルからして興味を引く印象を与えます。また、髙久遠の「浚渫船は秘湯に浮かぶ」は、冒険と謎解きが融合した斬新な内容が期待されます。さらに、各作品ともに一癖も二癖もあり、どの作品が受賞に輝くのか目が離せません。

江戸川乱歩賞の受賞作は、毎年多くの読者の期待に応え、新たな名作を生むことから、その発表が待ち望まれています。受賞作の発表会は、5月26日(月)14時から行われ、会見の模様は日本推理作家協会の公式YouTubeチャンネルでライブ配信される予定です。この機会にぜひ、ミステリファンはチェックしておいてください。

更に、授賞式は11月ごろに豊島区の協力を得て実施される考えです。正賞には江戸川乱歩像が贈られ、副賞として500万円が授与されます。選考委員には、有栖川有栖氏や東野圭吾氏、湊かなえ氏、貫井徳郎氏など著名な作家が名を連ねており、それぞれの視点から選ばれる作品にも注目です。

今年も多くの応募の中から生まれた新たな才能の輝き、そして日本の推理文学の未来に期待しましょう。


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