新作漫画『いしぶみ』
2025-07-16 14:32:45

戦争の悲劇を伝える新作漫画『いしぶみ』が7月16日発売

戦争の記憶を繋ぐ漫画『いしぶみ』



2025年7月16日、株式会社ポプラ社から新作漫画『漫画いしぶみ原爆が落ちてくるとき、ぼくらは空を見ていた』が刊行されます。この作品は、1970年に発表された児童書『いしぶみ 広島二中一年生 全滅の記録』を原作としており、広島の原爆という痛ましい歴史を描き出しています。

原爆投下から80年という節目に、過去の悲劇を次世代にどう伝えていくかが求められています。その中で、『いしぶみ』は単なる歴史の記録ではなく、実際にあった個々の物語を焦点に当て、読み手に強いメッセージを送ります。1945年8月6日、広島に原爆が投下された日に、広島二中の生徒320名以上が命を落としたことは、決して忘れてはならない事件です。その中には、苦しみながらも家路を求めた子どもたちの姿や、その日を生き抜き、未来を見つめていた考えが描かれています。

そんな作品の魅力とは?



作品に寄せられたコメントによると、映画監督の是枝裕和氏が言うには、「政治的な観点からだけでなく、名もなき人々の思いに耳を傾ける大切さを教えてくれる」とのこと。この言葉からもわかるように、『漫画いしぶみ』は大衆的な視点から、一人ひとりの人生を掘り下げています。また、明治大学の齋藤孝教授は、「全人類必読の書」として、その悲惨な状況を見事に表現していることが評価されています。

ジャーナリストの池上彰氏も、この漫画について「犠牲となった中学生には、それぞれの人生があり、愛する家族がいた」と強調。その言葉には、何が大切であるかを考えさせられる思いが込められています。

作画を手掛ける作家サメマチオについて



漫画の作画を担当するサメマチオは、第一回ネクストF大賞を受賞した実力派の漫画家です。彼は日常の様々な出来事や四季をテーマにした作品を数多く手がけており、その独特な視点が多くのファンを惹きつけています。彼のスタイルはエッセイからストーリーマンガにまで幅広く展開され、世代を超えた魅力を持っています。

まとめ



この新作が、過去の悲劇を伝えるだけでなく、読者に対して何を考え、感じさせるかが非常に重要です。2025年7月16日に登場する『漫画いしぶみ原爆が落ちてくるとき、ぼくらは空を見ていた』は、ただの漫画ではなく、我々が目を背けがちな戦争の真実を直視する機会を与えてくれます。ぜひ手に取って、そのメッセージを感じ取ってみてください。


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