東劇の50周年記念特別企画
映画館「東劇」が2025年に迎える開館50周年を記念して、特別企画が開催されることが決定しました。映画「戦後80年 戦争の記憶をつなぐ映画たち」に焦点を当てた上映イベントが8月8日から8月20日までの期間に実施されます。
今回の企画は、7月29日に発売されたキネマ旬報ムックに基づいており、この記事で紹介されている132作品の中から厳選された8作品が東劇の大スクリーンで上映されます。上映作品には、名作『二十四の瞳』や『小さいおうち』など、戦争をテーマにした映画がラインアップされています。
上映スケジュールと作品
上映は以下のように予定されており、8月10日と8月16日の2日間は休映となります。具体的な作品は以下の通りです:
- - 『二十四の瞳』 監督:木下惠介(1954年/156分/モノクロ)
- - 『小さいおうち』 監督:山田洋次(2014年/137分/カラー)
- - 『野火』 監督:塚本晋也(2014年/87分/カラー)
- - 『この空の花ー長岡花火物語』 監督:大林宜彦(2012年/160分/カラー)
- - 『母と暮せば』 監督:山田洋次(2015年/130分/カラー)
- - 『壁あつき部屋』 監督:小林正樹(1956年/110分/モノクロ)
- - 『東京裁判』 監督:小林正樹(1983年/277分/モノクロ)
- - 『ほかげ』 監督:塚本晋也(2023/95分/カラー)
各作品の詳細な上映スケジュールについては、東劇のホームページを参照してください。
特別イベント
上映期間中、特別なトークショーも予定されています。特に注目したいのが、8月11日の『野火』上映後に行われるトークショーです。監督の塚本晋也氏が登壇し、映画についての深い考察や製作秘話を語ります。また、8月15日には『東京裁判』の上映後に、元文部科学省官房審議官の寺脇研氏によるトークショーも実施され、戦争と映画、そして社会との関わりについての貴重な意見が交わされることでしょう。
チケットと料金
チケットの料金は一般2,500円、シニア・大学生は1,900円、高校生以下や障がい者には1,000円で、各種招待券やサービスデイ料金も適用されます。ただし、特定のイベント回に関しては招待券などの使用が制限されるため、注意が必要です。
東劇について
「東劇」は1975年に開館以来、長年にわたり多様な作品を上映してきました。現代では「シネマ歌舞伎」や「METライブビューイング」なども行い、映画を愛する多くの観客に支持されています。今回の特別企画は、アニバーサリーを祝うだけでなく、戦争の記憶を未来に伝えるための貴重な機会にもなります。
まとめ
戦後80年の時を経て、私たちが体験してきた歴史を振り返る特別な映画祭「戦後80年 戦争の記憶をつなぐ映画たち」。この機会に、映画を通じて戦争の記憶や平和の大切さを再考することは、次世代に伝えていくべき重要なテーマです。是非、大切なこのイベントをお見逃しなく!