GLOEがクラッチ.を完全子会社化
2023年、GLOE株式会社(東京・新宿区)が関西を拠点とする映像制作会社、株式会社クラッチ.の株式を取得し、完全子会社とすることが決まりました。これにより、両社はそれぞれの強みを活かした新たな企画・制作体制の構築に着手します。
目指すべき方向
GLOEは「ゲームをきっかけに人と社会をHAPPYにする。」というミッションのもと、eスポーツやイベントプロデュースを中心に展開してきました。特にマーケティング支援や映像コンテンツ製作に注力し、地域貢献や教育・介護分野でもゲームを活用した取り組みを推進しています。一方、クラッチ.は、テレビ番組制作やライブDVD、Web動画、さらには大型イベントの構成や演出において確固たる実績があります。
クラッチ.の得意分野は、テレビ番組制作における構成力とも言われる実務力で、GLOEのノウハウを合わせることで、両社は中長期的なシナジー効果を発揮できると期待されています。
新たに創出されるシナジー
GLOEとクラッチ.が融合することで、次のようなシナジーを生み出すことが可能です。
- - 配信イベントの構成力: TV番組としての演出や構成力を生かし、配信イベントのクオリティ向上を図ります。
- - 映像納品の強化: ライブ撮影や編集など、納品までの体制を一層強化します。
- - コンテンツクリエイションの拡張: 両社のクリエイティブを結集し、多様な映像表現を探求します。
- - 人的交流による人材育成: 制作人材の充実に向けた相乗効果を促進します。
両社のリーダーからのメッセージ
GLOE株式会社の代表取締役、谷田優也氏は「長年にわたって質の高い番組制作を行ってきたクラッチ.がグループに加わることで、我々の社会への価値提供が一層強化される」とコメント。また、古澤明仁氏も「クラッチ.の実績と品質は、弊社の基幹事業にとって大きな機会をもたらす」と語っています。
水野伸宏氏(クラッチ.代表取締役)は「GLOEとの出会いを嬉しく思い、自分たちの経験を新たな分野に活かすチャンスだ」と胸を膨らませています。
今後の展望
この完全子会社化は、両社にとっての新たな発展のスタート地点です。GLOEは、クラッチ.との協力を通じて、映像制作の新境地を目指し、さまざまなジャンルにおけるコンテンツの幅を広げていく方針です。
これからの映像コンテンツ市場においても、GLOEとクラッチ.は、テレビ番組、Web動画、ライブイベント、eスポーツに至るまで、幅広い分野で新たな表現やビジネスモデルを模索し、革新を続けていくとしています。両社の連携により、次世代の映像制作がどのように発展していくのか、期待が高まります。