たなかひかるが贈る新たな『ももたろう』の魅力
絵本界で独特な存在感を放つたなかひかるさんが、彼の最新作『ももたろう』を2025年2月13日(木)に発売します。この作品は、伝説的な昔話を基にしたものでありながら、全く新しい視点から再構築されています。
たなかさんは、これまでに数々の絵本で賞を受賞してきた実績を持ち、特に「頭がよくならない絵本」として知られるシリーズで多くのファンを魅了してきました。彼の作品は子どもだけでなく、大人たちにも愛されるユニークでシュールな世界観が特徴です。中でも『ぱんつさん』は第25回日本絵本賞を受賞し、さらに『ねこいる』や『すしん』といった作品もMOE絵本屋さん大賞を受賞しています。
独自の世界観が生む新たな『ももたろう』
今回の『ももたろう』では、知られざる新たな展開が待っています。この絵本では、桃から生まれた桃太郎を中心に、彼の周りのキャラクターたちに出会うことができるかどうかは分かりません。たなかさんの言葉を借りれば、「おじいさんやおばあさん、イヌやサルに出会えるかどうかはわかりません。しかし、『シンデレラ』や『かぐやひめ』には出会えるかもしれません」。このように、従来の桃太郎のストーリーとは一線を画す内容が展開されることが期待されています。
絵本作家としての変遷と取り組み
たなかさんはお笑い芸人やギャグ漫画家の経歴を持ちながら、絵本作家としてもその才能を発揮してきました。彼の描く絵本には、笑いのエッセンスが盛り込まれており、スリリングで楽しい体験を提供します。「絵本を描き始めて7年。ここで一度初心に立ち返り、絵本の原点ともいえる『桃太郎』を描いておこうと思ったのですが…なんだか違うものになってしまいました」と語るたなかさんの姿勢が、彼の作品に対する飽くなき探求心を示しています。
書籍情報と今後の展望
『ももたろう』はポプラ社から発刊され、定価は1,595円(税込)です。書籍は既に予約が可能で、たなかさんの絵本の魅力を存分に楽しむことができるでしょう。彼の独自の視点から描かれる新たな桃太郎の冒険に、多くの読者が心躍らせること間違いなしです。
たなかひかるさんの新作『ももたろう』、シュールでユニークな世界観を持つこの絵本の登場に期待が高まります。今後も彼の作品に目が離せません。