BL専門電子書籍サービスLa Roseraieがタイで新たな展開を発表
2025年4月11日、BL専門の電子書籍サービス「La Roseraie(ラ・ロズレ)」は、タイの文化とエンタメにおいて重要な役割を果たす「DEX(ドリーム・エクスプレス)」およびその動画配信プラットフォーム「FLIXER」と業務提携を行ったことを発表しました。この提携により、La Roseraieが提供する日本のBLコンテンツがタイ市場に登場することになり、両国のエンタメ交流がさらに深まりそうです。
この発表は、La Roseraieを運営する株式会社SGHの堀内速人CEOが行い、タイメディアのKhaosod、Daily News、Brandageなどとの記者会見の場でお披露目されました。会見では、初回配信の作品として、La Roseraieオリジナルの「執着天使は悪魔がお好き」や「幼馴染は溺愛クールビューティー」といった新作が紹介されました。
注目の作品たち
特に注目すべきは、シャレード文庫から発表されるコミカライズ作品「獣人王のお手つきが身ごもりまして」です。この作品は、Amazon Kindleのボーイズラブノベルス部門で特に人気が高く、昨年末から今年の初めにかけて1位を獲得した経歴を持っています。堀内CEOは「この作品をタイのお客様にも早く届いてほしい」とし、視聴者に対してFLIXERアプリのダウンロードを促しました。
タイでの展開について
記者からは、タイのBLコンテンツを日本のLa Roseraieで取り扱う予定についても質問があり、堀内CEOは「DEX社の力を借りて取り組んでみたい」と新たな展望を示しました。この展開により、タイの読者が日本のBL作品だけでなく、タイのBLコンテンツにも触れられる機会が広がるかもしれません。
提携の内容と今後の展望
今回の提携により、」DEX社とSGHが提携し、FLIXER内に「La Roseraie」の電子書籍コーナーが設立されます。FLIXERの動画コンテンツと合わせて提供されることで、より多くの顧客に日本のBL作品を楽しんでもらうことが可能になるでしょう。
また、2025年3月にはタイ国際ブックフェアにも出展が予定されており、ブックフェアでは同プラットフォームを通じて配信される作品を実際に体験できる機会も設けられるといいます。日本や韓国、英国など、他国の出版社も参加予定で、国際的なエンタメ交流の場として注目が集まっています。
La Roseraieの特徴
La Roseraieは2023年9月にグランドオープンした日本のBL専門の電子書籍サービスで、約30社の出版社から提供された15500点以上のBL作品を収録しています。これからも新たなコンテンツを随時追加していく予定です。読者からの高評価を得ることは今後の展開においても重要な要素となるでしょう。
公式サイトやSNSにおいても最新情報が発信されているので、ぜひチェックしてみてください。
本提携の実現を通じて、タイと日本のBL文化が融合し、新たな形でのエンタメ体験が生まれていくことを多くのファンが期待しています。