クエストリーが新たな資金調達を実施
株式会社クエストリー(東京都目黒区、代表取締役:伊部 智信)は、プレシリーズA前半の資金調達ラウンドで、2.6億円を調達したことを発表しました。資金提供者には、Brand New Retail Initiative Fund、Blizzard the Avalanche Fund、TIS株式会社が含まれています。この調達は、日本のコンテンツ産業に新たな価値を与えるための重要な一歩です。
資金調達の背景
クエストリーは「日本のコンテンツを金融の力で世界一に」をスローガンに、コンテンツ産業の資金調達に関する課題を解決することを目指しています。直接金融の仕組みを通じて、持続的な成長をサポートし、グローバルなファンや投資家に向けた魅力的なコンテンツを提供することを使命としています。
エンタメ特化の直接金融
クエストリーは、エンターテインメントの分野に特化した直接金融の普及を進めています。第一線で活動するプロデューサーやクリエイターたちとの強い連携を通じて、コンテンツ事業の企画段階から深く関与し、収益性を最大化しようとしています。さらに、ブロックチェーン技術の導入を検討しており、これにより海外の多様な投資家からの資金を効率的かつ透明な形で調達する環境を構築し、日本発コンテンツの国際競争力を強化することを目指しています。
資金の用途
今回調達した資金は、主に以下の項目に充てられる予定です。
1.
コンテンツ事業の強化
原作許諾やコンテンツビジネスの企画・管理、さらにはグローバル展開などの運営を強化します。
2.
デジタル金融事業の強化
第一種金融商品取引業の取得を含めた基盤整備やコンテンツファイナンスの設計、およびファンドの組成を進めます。
投資家のコメント
Brand New Retail Initiative Fund
このファンドは、2024年に設立された新たな小売業の可能性を探求することを目指すCVCファンドです。企業の投資先として、日本のコンテンツ産業の持続的発展を支える新たな直接金融の仕組み構築に惹かれました。今後もクエストリーの取り組みを全力で支援していくことを約束します。
Blizzard the Avalanche Fund
Avalancheは、高速かつ低遅延のブロックチェーンプラットフォームです。クエストリーがこのプラットフォームを活用することで、大規模で効率的なクロスボーダー投資の実現が期待されます。日本のコンテンツと新たな世代のグローバル投資家との架け橋となることに大きな期待を寄せています。
TIS株式会社
TISインテックグループは、ITを活用して社会の様々な課題を解決することを目指しています。防水トークンプラットフォーム「STLINK」を利用し、コンテンツ産業に新たな資金と人材を呼び込むエコシステムの構築を目指します。
結論
クエストリーの資金調達は、日本のコンテンツ産業に新たな希望をもたらすものであり、今後の展開に大いに期待が寄せられています。新たな金融の形が、どのようにコンテンツの未来を開くのか、引き続き注目していきたいところです。