新たにオープンした書店たち
2026年4月、HONYALによって新たに生まれた書店が各地で続々とオープンしています。今回紹介するのは、地域の文化や特性を活かした多様なスタイルの書店です。彼らの開業の裏には、どのような思いが込められているのでしょうか。
ポランのひろば(福島県郡山市)
福島県郡山市に新たにオープンしたのは、「ポランのひろば」。この書店は、1988年から地域に根ざした宗形歯科医院の2階に位置し、院長の宗形博子氏が運営しています。地域の人々に愛されてきたクリニックの一角がリフォームされ、本屋とカフェとして生まれ変わりました。院長は、学生時代に子供や絵本に触れた経験が、ここに繋がっていると語ります。
店内は主に絵本や児童書で構成され、新刊書も幅広いジャンルを取り揃えています。特に、子供たちに自分らしさを見つけてもらえるような場を提供することを意識されています。店名には、宮沢賢治の世界観が反映されており、様々な年代の方々が気軽に訪れる場所を目指しています。
ゆい学びの研究室 書籍部(沖縄県名護市)
次に紹介するのは、沖縄県名護市の「ゆい学びの研究室 書籍部」です。この書店は、中学生向けの進学塾「ゆい学びの研究室」が新たにオープンさせたもので、島袋ゆい氏が運営しています。
これまで塾内で使用されていた参考書や学習漫画を元に、独自の選書で新刊書店としてスタートしました。店主は教師という立場を生かし、生徒一人ひとりに適した書籍を提案することを心がけています。また、大人向けの書籍も取り揃え、地域の教育を支える拠点としての役割を目指しています。
わたげ書店(北海道上士幌町)
続いては、上士幌町にオープンした「わたげ書店」です。この書店は、地域活動を支える一般社団法人ねづくが運営しており、町の中心部に位置するアーティスト・イン・レジデンス事業の一環として設立されました。
店名の由来は、綿毛のように自由に本が人々の手に渡り、新しいアイデアを生むきっかけになることを願って付けられたとのこと。店内には多様な思考に触れられる書籍が並べられ、地域の文化を育むスペースとしての役割も果たしています。
891テラス(石川県羽咋市)
羽咋市にあるカフェ&おでんBARの「891テラス」は、昨年の地震の影響を乗り越え、新たに書籍コーナーを設けてブックカフェに生まれ変わりました。店内で提供される本格的な金沢おでんと共に、様々なテーマの書籍が楽しめる場として多くの人に親しまれています。
特に、家族向けの絵本やグルメ関連本、旅行本などが揃い、カフェとしての機能と書店としての機能を兼ね備えています。
移動本屋hanohaho(高知県黒潮町)
最後に、ユニークなのは高知県の「移動本屋hanohaho」です。ワンボックスカーを使用した移動式の書店で、地域住民のもとに本を届けるスタイルを採用しています。店主は半農半Xのライフスタイルを実践しており、好きな本と農業を組み合わせた新たな形態の書店を目指しています。
新たにオープンしたこの書店たちは、それぞれの地域で新たな文化を創り出す重要な拠点となることでしょう。HONYALの取り組みは、これらの書店がさらに多くの地域に広がる手助けとなっており、今後の展開にも期待が寄せられます。