阿佐ヶ谷スパイダース最新作『さらば黄昏』が2025年に上演!
2年ぶりの新作公演、阿佐ヶ谷スパイダースの『さらば黄昏』が2025年11月8日から30日まで、小劇場 楽園(東京都世田谷区)で上演されることが決定しました。本日2023年9月27日(土)から、チケットの一般発売が開始されます。この新たな作品は、長塚圭史の作・演出によるもので、私たちが普段考えないような「正義」について深く掘り下げていくことが意図されています。
舞台の背景と物語内容
『さらば黄昏』は、山に囲まれた過疎の村を舞台に、村の駐在として住民の生活を守ってきた竹井巡査が直面する事件から物語が展開します。還暦を迎え、故郷に帰ろうとする矢先、彼のもとに「彼」が帰ってくるとの知らせが入ります。その瞬間から小さな村の正義が揺れ始め、個人の正義と社会の中の集団心理が交錯する様子が描かれます。長塚圭史の独特な視点が光るこの作品は、濃密な会話劇として、観客に正義について深く考えさせます。特に、正義とは何か、そしてそれが人それぞれであることを突きつける内容に仕上がっています。
見どころと公演の魅力
公演は、観客の期待を超える3つの魅力で構成されています。まず一点目は、
会話劇を通じて「正義」を問うという点です。過疎化が進む村の人々それぞれが持つ正義の定義が、この舞台で鮮明に描かれます。途中に挿入されるブラックユーモアな台詞や独特なキャラクターは、これまでの阿佐ヶ谷スパイダース作品を彷彿とさせ、観客の共感を呼ぶことでしょう。
次に、
ユニークな劇場体験があります。小劇場 楽園は約100席というこじんまりとした空間で、舞台と客席の距離が近いため、演者の息遣いや表情までも感じることができます。この臨場感と一体感は、観客が舞台に没入するのに一役買います。
最後に、
観劇体験を広げる特別企画も注目です。毎回終演後には「バックステージツアー」が実施され、劇団員やスタッフが作品について語る貴重な機会が設けられています。さらに一部の公演では開演前に「プレトーク」も行われ、視覚に障がいのある方への観劇サポートも提供されます。これにより、ただ観賞するだけでなく、舞台により深く関わることが可能になります。
チケット情報と公演概要
チケットはカンフェティで、本日から発売されます。価格は、開幕割は4,000円、一般は6,000円、U25割引は3,000円と、チケットも非常にお手頃です。また、ギフトチケットも用意されており、日付指定なく購入することができます。
公演スケジュールは、11月8日(土)からスタートし、各種イベントや特別企画の詳細は『さらば黄昏』特設サイトをご覧ください。これからの阿佐ヶ谷スパイダースの挑戦を、皆様ぜひお見逃しなく!
公式ホームページ:
阿佐ヶ谷スパイダース
特設サイト:
『さらば黄昏』特設サイト
チケット購入は
カンフェティ にて