高輪築堤を舞台にした感動の演劇「きみと海が唄う日」
東京都港区で、演劇「きみが海と唄う日」が上演されることが決まりました。この作品は佐賀県立佐賀東高等学校演劇部と東海大学付属高輪台高等学校の共同制作によるもので、高輪築堤をテーマにしたオリジナル脚本が用いられています。これにより両校の絆が一層深まることが期待されています。
プロジェクトの背景
このプロジェクトは、品川駅の改良工事の際に高輪築堤の一部が発見されたことから始まりました。それを契機に、佐賀県と東京都港区は「お台場・高輪築堤がつなぐ佐賀県と港区との連携宣言」を行いました。この宣言の目的は、地域の歴史や文化の価値を発信し、両者の連携を深めることです。昨年も、佐賀県立佐賀東高等学校演劇部による歴史演劇が上演され、多くの観客に感動を与えました。
演劇の詳細
今回上演される「きみが海と唄う日」は、下記の日程で開催されます。
- - 上演日: 令和7年8月3日(日)
- - 第1部: 13:00〜14:30
- - 第2部: 16:00〜17:30
- - 場所: 港区立赤坂区民センター3階区民ホール
(東京都港区赤坂4丁目18番13号 赤坂コミュニティーぷらざ内)
- - 入場料: 無料
- - 受付数: 各回400名(事前申込制・先着順)
観劇を希望の方は、早めの申込をお勧めします!
あらすじ
物語は、佐賀南高校の演劇部男子たちが主人公です。廃校が決まっている彼らは、東京の女子高生からのメッセージを受け取ります。「一緒に夢を叶えませんか?」というその言葉に心が躍る一方で、一人の男子、ノブは別の想いを抱いています。
1869年、時代は大隈重信が英国公使ハリー・パークスとの交渉で成功を収めた時期。重信は江戸育ちの旗本の娘、三枝綾子と出会い、結婚します。綾子は夫の夢を支え、共に生きていく強い女性として描かれます。
佐賀県立佐賀東高等学校演劇部の誇り
この演劇部は、歴史や平和教育など多くのテーマに取り組み、年間に約15作品を上演しています。14度も佐賀県大会で最優秀賞を受賞しており、地域に根ざした活動を行っています。初代司法卿である江藤新平や日本赤十字社の創始者の劇も制作し、多くの人々に感動を届けてきました。
連携事業の意義
佐賀県と港区はより強い連携を図るため、さらなる文化交流を進めています。今回の演劇もその一環であり、地域の歴史を共有しながら、若い世代が新たな文化を育んでいくことを目指しています。
皆さまの参加を心よりお待ちしております。この機会に、歴史を感じながら感動の物語を一緒に体験しましょう。