新刊『大地震・津波・集中豪雨が起こったそのときに NG行動がわかる防災事典』の魅力
2025年7月17日に発売される『大地震・津波・集中豪雨が起こったそのときに NG行動がわかる防災事典』は、元レスキュー隊員の著者・タイチョー氏が編纂した防災に特化した一冊です。この本の特徴は、多くの防災対策書が「備える」ことを強調するのに対し、災害が実際に発生した際に「どのような行動を避けるべきか」に焦点を当てている点です。
災害時の判断力を高める
災害が起きた時、多くの人は焦りや不安から誤った行動をとってしまいがちです。本書は、元レスキュー隊員の経験をもとに、災害時にありがちなNG行動をリストアップし、それに代わる正しい行動を具体的に示しています。例えば、地震発生時に家具を手で押さえようとすることは、時に自らが二次災害に遭うリスクを高めます。また、水害の最中に長靴を履いたまま避難しようとする行為も、思わぬ危険を招く要因になります。
こうした具体例を通じて、本書は読者に「何をしたら良いか」だけではなく、「何をしてはいけないか」を明確に教えてくれます。その結果、災害時の判断能力を高めることにつながります。
イラストで直感的に理解
本書は、言葉だけでなくイラストや写真を豊富に用い、視覚的にも理解しやすい構成になっています。小さなお子様や高齢者でも直感的に情報を理解しやすいよう工夫されており、誰でも簡単に必要な知識を得ることができるのです。特別な訓練を受けていない一般の人でも、日常生活に役立つ知恵を得られることが魅力です。
あなた自身が備えられる知識
本書の内容は、単なる知識の提供に留まりません。具体的な対応策として、家の中にある日用品や100円ショップで手に入る道具を活用した対策を紹介しています。たとえば、「段ボールを利用した避難場所の確保」や「水害時の緊急連絡方法」など、実生活に即した実用的な知恵が詰まっています。
迫る災害リスクに備える
南海トラフ地震の発生確率が30年以内に80%とも言われ、この国に暮らす私たちにとって防災意識はますます重要になっています。本書は、単に「備える」という行動から一歩進めて、「その瞬間にどう行動すべきか」を具体的に教えてくれる新しい防災本です。これからの時代に必要不可欠な一冊となることでしょう。
日々の生活の中で少しずつ防災意識を高めていくためのきっかけをこの本が提供してくれることに期待したいです。
目次のご紹介
自宅での地震、外出中の地震、津波の対処、救助の方法など
暴風の対処、水害の対処、水害時の避難方法など
災害時の情報収集や連絡、緊急避難方法、避難生活、防災飯など
防災とは、一度備えるだけではなく、知識を持ち続けることが何よりも重要です。本書を読んで、防災に対する意識を高めてみてはいかがでしょうか。