言葉を掴む瞬間を解明する！水野太貴の新刊『会話の0.2秒を言語学する』が登場

水野太貴が魅せる新たな言語学の世界

2023年8月27日、YouTube登録者数38万人を超える「ゆる言語学ラジオ」の水野太貴さんが著した新刊『会話の0.2秒を言語学する』が刊行されました。本書は、言葉をうまく伝えられないと悩む人々に向けて、会話の中で起こる「瞬間の奇跡」を解き明かす内容となっています。

この本は、発売前からすでに1万3,000冊以上の予約が殺到し、話題の一冊とされています。更に、慶應義塾大学名誉教授の今井むつみさんからも推薦コメントを受け、注目を集めています。水野さんの新刊は、日常の会話に潜むモヤモヤを浮き彫りにし、言語学の視点からその背後にある意義を掘り下げていきます。

会話の核となる0.2秒

水野さんによれば、会話において話し手が交替するまでの「ターン」は、平均して0.2秒しかかからないそうです。この短い時間に、どれほどの高度な駆け引きや瞬時の判断が求められているのか、本書では具体的な事例を通じて解説されています。

著者は言語学の歴史を振り返りつつ、有名な「食べログ」レビューやお笑いネタ、日銀総裁の発言、さらには人気漫画に至るまで、様々な事例を取り挙げて、言語学を身近に感じることができるような構成にしています。つまり、会話がうまくできない理由や悩みを紐解く手助けとなる一冊です。

試し読みと著者の思い

本書の「まえがき」や第一章の冒頭が特別に公開されているので、興味のある方はぜひ試し読みしてみてください。著者である水野さんは、1年半前に「30歳になるまでに単著を出したい」との目標を持ち、社交を捨てて言語学の研究に没頭した結果がこの本なのです。その思いを文字として結実させたことへの情熱が、ページの隅々には感じ取れます。

鈴木俊貴との刊行記念トークイベント

さらに、鈴木俊貴さんと水野太貴さんのトークイベントが2025年9月6日に開催されることが決定しました。イベントのテーマは「鳥の言葉がわかると言語学が面白くなる」。言語学に関する多彩な視点が交わる機会として、多くのファンにとって期待のイベントとなるでしょう。

購入特典と書店情報

本書は紀伊國屋書店や有隣堂などの特定の店舗で購入すると、登場する言語学者のトレーディングカードが特典としてもらえるキャンペーンも実施中ですので、ぜひチェックしてみてください。

水野太貴さんの『会話の0.2秒を言語学する』は、日常のコミュニケーションをより豊かにするための手助けをしてくれる一冊です。言葉の奥深い世界に飛び込むための一歩として是非手に取ってみてはいかがでしょうか。