昭和のクリスマス
2026-02-19 20:12:28

ASKAが年末の昭和を体感させたコンサート『昭和が見ていたクリスマス!?』

ASKAが年末の昭和を体感させたコンサート『昭和が見ていたクリスマス!?』



2026年2月12日、東京国際フォーラムホールAにて行われたコンサート『ASKA CONCERT 2026 昭和が見ていたクリスマス!?』の初日公演が話題を呼んでいる。ASKAが自らのライフワークの一部として位置付けるこのシリーズは、2009年と2012年にも大きな反響を得ており、今回は14年ぶりの開催。昭和の名曲を中心にした内容に大勢のファンが熱狂した。

この特別な公演にはシンガー岩崎宏美がゲスト出演し、東京と大阪で全4公演が行われる。開演前から会場内には期待感が漂い、昭和特有の華やかな雰囲気が再現されていた。

開演の合図と共に映し出されたオープニングVTRに続き、ASKAが初めに歌ったのは布施明の「君は薔薇より美しい」。その歌声は会場を一瞬にして薔薇色に染め、聴衆を魅了した。昭和の名曲ばかりが並ぶこの日、演出にはビッグバンドと弦楽隊が参加。ASKAを含め39名ものパフォーマーによる壮大な演出は圧巻で、観客はその贅沢な音楽に酔いしれた。

曲が進むにつれて、ASKAはピンキーとキラーズの「恋の季節」を披露する。彼の仕草やアレンジは原曲の懐かしさを保ちながらも、新しさを感じさせるものだった。年代を問わず、観客は感情移入をしながら、それぞれの思い出と共に楽しむことができた。

ASKA自身が語ったように、彼の少年時代と昭和の音楽は重なり合っており、彼の心には昭和歌謡の数々が深く刻まれている。彼は「昭和の年末の賑やかさを感じてほしい」と願いながらステージを進めていった。

続いて歌ったのは湯原昌幸の「雨のバラード」。彼の歌い方はオリジナル曲とは異なり、観客に新たな発見をもたらした。このプロジェクトが成立するのは、ASKAの圧倒的な歌唱力と表現力のおかげだ。アレンジの幅広さもあり、新たな魅力が誕生していた。

また「廃墟の鳩」のアレンジも大きな印象を与えた。この曲はASKA自身による壮大なロックバラードへと変化し、彼のボーカルに力強さが伝わる。特に、「汚れなき夜をこの地上に再び創るために」という歌詞が、令和の時代にも新たな意味を持つことに驚きを禁じ得なかった。

後半に進むと、ゲストの岩崎宏美が登登場し、「Love is alive」をデュエット。この豪華さは聴衆をさらに盛り上げた。二人の信頼関係が垣間見え、互いの音楽を尊重する姿勢が観客に深い感動を与えた。

最後に歌われた「見上げてごらん夜の星を」は、ASKAと岩崎の美しいハーモニーで締めくくられた。二人のコーラスに乗せて、胸に温かいエネルギーが満ちていくようだった。公演の終わりには、会場全体が拍手の嵐に包まれた。これにより『昭和が見ていたクリスマス!?』は、ただの音楽イベントに留まらず、一種の文化的体験になっていた。

この夜、ASKAと観客は共に昭和の夢や希望を再確認し、今の時代に伝えるメッセージを受け取ったのではないだろうか。音楽が持つ力を改めて思い起こさせる公演となった。夜空に輝く昭和の星々は、そのまま今も確かな光を放ち続けているように感じられたのだ。

(文: 音楽ライター長谷川誠、写真: 西澤祐介)


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