インクルーシブ保育書籍
2025-04-14 11:58:25

2025年に発表される画期的なインクルーシブ保育の書籍について

インクルーシブ保育の新たな指標となる書籍が登場



社会福祉法人どろんこ会が2025年4月20日、中央法規出版から『子どもも大人も混ざり合う 児童発達支援x保育所等の併設で創るインクルーシブ保育』を出版します。この書籍は、提供される保育の質をさらに向上させるために、障害の有無に関わらず全ての子どもを温かく受け入れる姿勢を示す内容となっています。

1998年に設立されたどろんこ会は、創業以来、すべての子どもに「にんげん力」を育む保育を実践してきました。特に2015年からは、東京都世田谷区にて認可保育園と児童発達支援事業所の併設に取り組んできました。このような試みは前例が少なく、多くの挑戦を抱えるものですが、その結果、双方の施設で子どもたちが共に学び、育ふ環境を築くことに成功しています。

インクルーシブ保育の現場実践



本書では、「インクルーシブ保育のフロントランナー」としてのどろんこ会の実践例やノウハウが詳しく解説されています。特に、実際の保育現場における子どもたちの表情や活動を示す写真が豊富に掲載されており、インクルーシブ保育の日々の様子が目で見て確認できます。また、実際に働く職員や併設施設を利用している保護者の声も収集されており、多様な視点が盛り込まれています。

インクルーシブ保育に対する理解を深めるために、書籍は主に4つの章から成り立っています。最初の章では、インクルーシブ保育の概念とそれを実現するための基本的な考え方が紹介されており、混ざり合うことの重要性、「療育」という言葉を用いない姿勢、頼り合いや手を差し伸べ合う関係の構築などが論じられています。

多様性の理解と支え合い



第2章では、どろんこ会の日常と一年を通した保育活動が紹介されています。朝から行われる日課や、外遊び、室内遊び、生き物とのふれあい、さらには農作業を通じた体験が描写されており、実際の保育の大切さが際立っています。これにより、楽しく成長する環境がどのように作られるのかを理解することができます。

働く環境の改善



第3章では、インクルーシブ保育を可能にするための働く環境の整備について言及されています。意識改革の重要性や、保育と児童発達支援の違いについての理解が深まる内容となっています。どのようにして全ての大人が全ての子どもを育てることができるかという視点も押さえています。

併設施設の設計



最後の第4章では、併設施設を構築するための具体的な手法や実例が示されています。国や自治体の動きや手続き、お金に関する知識がまとめられ、実際にどのようにこれらの施設を運営していくのかに関するヒントが得られます。

本書は保育や児童発達支援に関心のある方々、特に保育経営者や現場で働く保育士、自治体の関係者には、必読の書となるでしょう。

書籍情報


  • - 発売日: 2025年4月20日(日)
  • - 出版社: 中央法規出版株式会社
  • - 価格: 2,860円(税込)
  • - ページ数: 128ページ
  • - ISBN: 978-4824302021

この書籍を通じて、より良い保育の形が広がることを期待しています。興味のある方は、全国の書店やネットでの購入をぜひご検討ください。


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