TENHOとUNITED PRODUCTIONSが織り成す新しい映像制作の未来とは

2025年10月24日、株式会社TENHOが株式会社UNITED PRODUCTIONSにて生成AIを活用したワークショップを開催しました。この取り組みは、映像制作の現場で求められる新しい制作フローを描くことを目的としており、社内のメンバーが集まり実施されました。

背景と目的

映像制作において、企画書の作成やリサーチ、必要な議事録やテロップの作成など、撮影や編集以外の業務に多くの時間が費やされています。しかし、部署内では生成AIの具体的な活用方法に対して共通の理解が不足しているという課題がありました。このため、TENHOは映像制作メンバーがどのようにAIを業務に役立てるか、基礎を学びつつ実践できるようなワークショップを企画しました。

ワークショップの概要

ワークショップは対面形式で行われ、映像制作事業本部のメンバー16名が参加しました。プログラムは前半と後半に分かれており、前半では座学と個人ワークが行われました。ここでは生成AIの基礎知識や活用事例について学び、特にリスクについても考慮されました。

前半の内容を詳しく

生成AIの種類や仕組み、そして他社の成功事例を通じて、どのように自分たちの業務に応用できるのかを考えました。参加者は新しい知識を得ることで、「生成AIを使うことができる未来」を具体的にイメージできるようになりました。

後半のグループワーク

後半はグループワークを行い、5つの具体的なテーマに従って生成AIの活用方法を検討しました。それぞれのチームは、以下のテーマに基づいてアイデアを出し合いました：
1. 議事録作成
2. リサーチ
3. 文字起こしやテロップ作成
4. 危機管理（内容のチェック）
5. 企画書作成

この実践的なアプローチにより、メンバーたちはより具体的な形でAI活用のイメージを掴むことができました。

参加者の反響

アンケート結果では、多くの参加者が「実務に活かせるイメージが湧いた」と感想を述べており、具体的な事例や実務をテーマにしたワークが好評だったようです。「AIを自分の業務にどう活用すればいいのかイメージが持てなかったが、はっきり理解できるようになった」という声も聞かれました。ただし、AIの導入に関するさらなる理解が必要であるという意見もあり、今後の取り組みが求められています。

今後の展望

このワークショップを足がかりとして、UNITED PRODUCTIONSは生成AIの基礎を組織として確実に身につける重要な第一歩を踏み出しました。今後は、制作フローに応じたAI活用の高度化や企画や脚本制作への応用を視野に入れつつ、社内での活用を進めていく予定です。TENHOは、実務に直結した研修を提供し、UNITED PRODUCTIONSの生産性とクリエイティブな力を引き上げるための支援を続けていきます。

TENHOの企業概要

株式会社TENHOは、東京都渋谷区に本社を構え、独自のフレームワーク「GENEサイクル」を基に生成AIの内製化支援を行っています。同社は実務直結型のAI人材育成と現場の課題を出発点とするPoC（コンセプト実証）を重視し、社員が自らAIを活用できる環境づくりを目指し、継続的な成果を創出しています。

公式サイトはこちらで更なる情報を得ることができます。