北村薫の名作が電子書籍化！新潮文庫作品が配信開始

北村薫の名作が電子書籍として登場

2025年2月14日、新潮社から北村薫さんの作品がついに電子書籍化され、主要電子書店での配信が始まりました。今回配信されるのは、彼の人気シリーズ「時と人」からの3作品と、独立した2作品を含む計5作品です。

配信される作品一覧

- 『スキップ』時と人シリーズ

電子書籍版が手に入ることで、多くの読者に再びその魅力が届くことになるでしょう。特に、1999年に紙版がリリースされたこの名作は、北村薫の筆致が光る作品として人気を博しています。

- 『ターン』時と人シリーズ

「時と人」シリーズの続編であるこの作品も、電子化されることで新しい読者層を迎えることでしょう。

- 『リセット』時と人シリーズ

他の作品と同様に、多くの読者にとって新たな発見があるかもしれません。

- 『月の砂漠をさばさばと』

おーなり由子さんの絵が印象的なこの作品も、電子書籍としてアクセス可能になります。

- 『ヴェネツィア便り』

北村薫の大人の視点で描かれたこの作品は、海外の魅力を堪能できる内容となっています。

電子書籍版の配信について

新潮文庫のこれら5作品は、Kindle、Apple Books、紀伊國屋書店kinoppyやBOOK☆WALKER、楽天koboなど、主な電子書店で即座にダウンロードできるようになっています。これにより、これまで紙の本を読んでいた読者はもちろん、電子書籍を愛用している方にもこの機会を通じて楽しんでいただけるのではないでしょうか。

読者に届けたい想い

北村薫さんの作品は、ミステリーを愛する読者からの支持が厚く、彼の独特の文体や物語の展開に魅了される人が多くいます。これが電子書籍化されることにより、学生や若い世代の読者にも手に取りやすくなるのは、非常に喜ばしいことです。切なくもやさしい物語が、いつでもどこでも楽しめるというのは、デジタル化の恩恵に他なりません。

著者紹介：北村薫

北村薫さんは1949年生まれ、埼玉県出身の作家であり、ミステリを志した大学時代を経て、1989年に「覆面作家」としてデビュー。その後、1991年に『夜の蝉』で日本推理作家協会賞を受賞し、以降数多くの作品を世に送り出しています。彼の作品は、ミステリーの枠を超えた深い洞察力と、人間の心理を巧みに描写する能力が評価されています。また、評論やエッセイの執筆も行い、あらゆる作品群を通して読書の楽しさを広げています。