舞台『5月35日』再演決定
竹下景子が主演を務める舞台『5月35日』が、2025年8月13日から18日の間、吉祥寺シアターで再演されることが発表されました。初演時には高く評価され、小田島雄志翻訳戯曲賞を受賞した本作品が、再び多くの観客にその感動を届ける機会が訪れます。
公演概要
今回の公演は、東京都武蔵野市に位置する吉祥寺シアターで行われ、具体的な日程は2025年8月13日(水)から8月18日(月)までです。チケットはすでにカンフェティで販売中で、舞台ファンにとっては見逃せないイベントとなることでしょう。
チケット情報
- 一般: 6,600円
- シニア割(65歳以上): 5,500円
- U25割(25歳以下): 3,300円(1,000円割引で5,600円に)
物語の背景
本作『5月35日』は、2019年に香港で初演され、翌年の香港舞台演劇賞にて5部門を受賞した実績を持つ作品です。物語は、北京の小さな民家に住む老夫婦が中心となり、天安門事件から30年の節目に、その死を抱えた息子との別れをテーマにしています。妻が脳腫瘍の余命3ヶ月を宣告され、夫も癌を患う中、2人は過去の苦しみや罪を乗り越え、息子の死に向き合う決意を固めます。その中で、6月4日、息子の命日に天安門広場で弔うという一世一代の目標を掲げ、どのように心の整理をつけていくのかが描かれています。
この作品は、ただの過去の出来事にとどまらず、現在の抑圧された状況にも強くリンクしています。香港の演劇人たちがこの作品を通じて、自らの置かれた環境に対する抵抗の意志を表明する中で、深いメッセージを観客に届けることに成功しています。
キャスト・スタッフ
出演者
- - 竹下景子
- - 林次樹
- - 小谷俊輔
- - 松永拓野
- - 内田龍磨
- - 山田健太
- - 吉岡健二
- - 千葉綾乃
- - 木村愛子
- - 秋田遥香
- - 池田楓
- - 紙谷宥志
- - 河野芽依
スタッフ
- - 原作作家: 莊梅岩
- - 翻訳: マギー・チャン、石原燃
- - 演出: 松本祐子
- - 美術: 杉浦充
- - 音楽: 日高哲英
- - 音響: 藤平美保子
- - アクション: 渥美博
公演スケジュール
- - 8月13日(水) 19:00
- - 8月14日(木) 19:00
- - 8月15日(金) 14:00
- - 8月16日(土) 14:00
- - 8月17日(日) 14:00
- - 8月18日(月) 14:00
開場は、上演の30分前から。上演時間は約1時間40分を予定しています。
今後、公演に向けた情報が続々と発表されることでしょう。ぜひお見逃しなく!