地域「艶力」創造プロジェクトの始動
読売広告社(YOMIKO)は、東京カレンダーと共に、地域活性化を目指す「地域『艶力』創造プロジェクト」を設立しました。このプロジェクトは、地域に眠る魅力、つまり「艶力」を見つけ出し、開発することを目的としています。その第一弾として、山梨県北杜市をフィールドに選び、地域の冬の観光魅力を発信する取り組みを進めています。
1. プロジェクト立上げの背景
2024年には、訪日外国人観光客数が前年対比で増加し、過去最多の3,687万人に達することが予想されます。しかし、その一方で、地域ごとの観光資源に不均衡が見られ、魅力があるものの十分な集客が実現できていない地域も存在しています。こうした現状を踏まえ、宿泊を伴う「観光人口」に加え、地域との新たな関わりを持つ「関係人口」を増やすことが、今後の観光施策には不可欠です。
そこでYOMIKOは、地域の人々の日常や風景に潜む特別な魅力を引き出し、広めるという熱い思いからこのプロジェクトを立ち上げました。
2. プロジェクトの概要
プロジェクトは、上質で艶やかな生活を提案する『東京カレンダー』や地域経営をテーマに企業との連携を図る株式会社Connec.tと提携して進められています。
具体的なアプローチとしては、北杜市における魅力の抽出や、観光マーケティングに基づいたワークショップが行われました。
2.1 北杜市の魅力発見
まず、北海道の観光課と連携し、北杜市の持つユニークな属性を分析しました。北杜市は自然が豊かで、夏場は多くの観光客が訪れますが、冬の観光地としてはまだその魅力が十分に知られていません。そのため、どのように冬の魅力を発信するかをテーマとすることが重要になり、プロジェクトはスタートしました。
2.2 ワークショップの実施
YOMIKOのCIVIC PRIDE®の専門家と東京カレンダーの編集者たちが、北杜市を訪れました。現地での視察を行い、実際に体感することで地域の魅力を深く理解。観光課の協力も得て、今後の観光誘致に役立てるためのワークショップが実施されました。
3. 観光マーケティングとコンセプトの開発
本プロジェクトの過程で、“冬の北杜市”は“高感度な大人を惹きつける特別な場所”としての新たなイメージへと変貌を遂げました。北杜市ならではのアートや素敵なお店の数々が、訪れる人々に贅沢な経験を提供することがわかりました。
4. 今後の展開
地域「艶力」創造プロジェクトは、読売広告社の「コミュニティクリエイション®」の理念に基づき、各自治体や地域企業と共に価値創造を図ります。北杜市での成功をもとに、他の地域でも同様の取り組みが展開される予定です。
5. 結論
このプロジェクトは単なる観光促進に留まらず、地域の人々が自分たちの文化や価値に誇りを持ち、自信を持てるようにすることを目指しています。今後も、YOMIKO及び東京カレンダーは、この活動を通じて新たな発見と成長を続けていく予定です。
彼らのビジョンが形作られる中で、地域の魅力が再発見され、多くの人々に愛されることを切に願っています。私たちは、こうした取り組みの行く先を見守りたいと思います。