瀬尾まなほが、寂聴先生との思い出を綴る新刊発売
瀬戸内寂聴先生が99歳で他界してから、約3年が経過しました。その密接な関係にあった秘書、瀬尾まなほさんが今、初めてのエッセイ『寂聴先生が残してくれたもの』を発表します。この本では、寂聴先生が残してくれた言葉や思い出をもとに、著者自身の育児や日常生活への奮闘を綴っています。
本書は、寂聴先生が伝えたかったこと、そして著者が直面する現実を映し出すページで満ちています。育児、仕事、生活の中で感じる優しさや冷たさについて、さらには母親としての日々の葛藤も描かれており、読み手に深い共感を与えます。
寂聴先生からの学び
瀬尾さんは、寂聴先生からの影響で多くのことを学びました。例えば、「最後の恋人」と呼ばれた長男、そして共に名前を考えた次男の成長を通じて、母親としての新たな視点が育まれています。育児の合間には、京都の名所や食文化を通じて、豊かな感性を育てていく様子が伺えます。
エッセイの内容と目次
このエッセイは、さまざまな側面から寂聴先生との絆を描いています。目次には、次のようなタイトルが並んでいます。
- - 先生に会いたくてたまらない
- - 本当の「豊かさ」ってなんだろう
- - 京都と寂聴先生
- - 私と先生
- - 若草プロジェクトのいま
このように、多岐にわたる話題を通じて、先生の教えがどのように生活に影響を与え続けているかが語られています。
トークショーとサイン会の開催
この新刊の発売に伴い、イベントも開催されます。イベントでは、著者自身が登壇し、トークショーとサイン会を行います。2025年5月18日(日)にイオンモール京都五条で開催され、参加者は対面での参加とオンライン視聴の選択肢が用意されています。
イベント詳細:
- - 開催日: 2025年5月18日(日)
- - 時間: 14:00~
- - 場所: イオンモール京都五条 3階イオンホール
- - 定員: 会場参加50名、オンライン最大100名
参加希望者は、大垣書店イオンモール京都五条店の公式ページを訪れて申込みを行ってください。
瀬尾まなほさんのプロフィール
瀬尾まなほさんは1988年に兵庫県で生まれ、京都外国語大学を卒業後、すぐに寂聴先生の秘書としての道を歩み始めました。彼女は長年、寂庵での仕事を経て、現在は様々な場で寂聴先生の教えを広める活動を行っています。彼女の目には、寂聴先生の深い愛情と知恵が焼き付いています。
このエッセイは、ただの追憶ではなく、読み手に未来を見つめさせる力を持っています。寂聴先生から受け継いだ愛と言葉は、これからも多くの人々に希望を与えていくことでしょう。著者の実体験がどれほど多くの人に影響を与えるのか、期待が高まります。
新刊書『寂聴先生が残してくれたもの』は2025年4月21日に発売予定です。価格は1,500円(税別)。興味のある方は、ぜひ手に取ってみてください。