『採用基準のつくり方』が本日発売
2025年8月1日、株式会社クロスメディア・パブリッシングから新書『採用基準のつくり方』が発売されます。本書は、自社にふさわしい人材を見極めるための手法を解説した非常に実践的な一冊です。
誰もが抱える採用ミスマッチの問題
多くの企業が直面する問題は、面接で高評価を受けた新人が実際に入社後に期待通りのパフォーマンスを発揮できないことです。このようなミスマッチの原因は様々ですが、主に組織環境や上司との相性、オンボーディングや育成のプロセスに起因し、なかなか簡単に特定できるものではありません。こうした問題を指摘せず、単に運営や育成任せにしてしまうと、同様の問題が繰り返されてしまいます。
本書では、こうした背景を踏まえ、「選考での評価が誤っていたのではないか」という観点から解決策を探ります。具体的には、面接プロセスの改善や、選考基準の再評価、さらには行動観察手法の導入を通じて、より正確な評価を行うための具体的な方法を学ぶことができます。
なぜ選考での評価は難しいのか?
著者の鈴木洋平氏は、企業の選考設計に精通した専門家であり、多くの企業と協力しながら選考プロセスを改善してきました。彼は、面接に対する過信こそが評価のミスを引き起こす要因の一つだと見なしています。面接は重要な手法ですが、それに依存しすぎると構造的な問題を見逃すことになります。
面接の目的は応募者の適正を見極めることですが、面接官同士の評価が揃っていなければ、その結果が信頼できるものとは言えません。本書は、選考プロセス全般を見直す機会を提供し、より信頼性の高い評価を実現するための道筋を示しています。
書籍の特徴と内容
本書は、以下のポイントを押さえています:
- - 自社に合った人材採用の基準の確立
- - 面接以外の選考手法を導入するための実践的なアプローチ
- - 入社後のパフォーマンスを見越した行動観察の技術の習得
具体的な章構成は以下の通りです:
- - はじめに:ミスマッチが起こる理由
- - 序章:選考の現場での実情
- - 第1章:面接評価の誤認の理由
- - 第2章:採用基準の定義
- - 第3章:行動観察手法の導入
- - 第4章:面接での誤認を減らす方法
- - 第5章:採用施策の設計
- - 第6章:採用と人材マネジメントの接続
対象読者
本書は、次のような方々におすすめです:
- - 大手企業の人事、採用担当者
- - 中小企業の経営者
- - 面接官を担当する管理職やマネジャー
- - 就職活動中の学生や転職希望者
著者について
鈴木洋平氏は、株式会社採用と育成研究社の代表取締役社長です。早稲田大学を卒業後、IBMでシステムエンジニアとしての経験を積み、後に人事の道へ進みました。独自の選考設計手法を用いて、実際の企業を基にしたビジネスシミュレーションプログラムを提供し、数多くの成功事例を生んでいます。
購入情報
書籍『採用基準のつくり方』は、定価1,925円で発売されています。興味がある方は、
こちらから購入できます。また、Amazonや楽天ブックスでも購入可能です。人材採用に関心のある方々にとって、実践的な知識を得る貴重な機会となることでしょう。