書籍紹介:『夜が少女を探偵にする』
マリー・ティアニーによる新作サスペンス『夜が少女を探偵にする』が、2026年2月28日に新潮文庫から刊行されます。この作品は、13歳の少女エイヴァが天才探偵として、猟奇殺人事件の謎に挑む物語です。彼女は犯罪史と解剖学に深い知識を持ち、思春期の悩みを抱えながらも真実を追求します。
ストーリーの概要
物語は1980年代初頭の英国バーミンガムが舞台。エイヴァは、小動物の死骸が置かれた場所で、友人の少年ミッキーの遺体を発見します。その後、彼女の暮らす町で少年たちを狙った拉致殺害事件が多発。被害者の体には獣に咬まれたような痕があり、そばには仔犬の死骸が見つかるという猟奇的な事件が続いていきます。エイヴァは自らの危険も顧みず、事件の背後に隠された真実を探り始めます。
この作品は、デイリー・メール紙のファースト・ノヴェル・コンペティションの最終候補に選ばれるなど、発表以来注目を集めています。また、2024年に開催されるヴァル・マクダーミド・デビュー賞を受賞することが期待されているほか、英国推理作家協会(CWA)のゴールド・ダガー賞やジョン・クリーシー・ダガー賞の候補にもなっています
著者について
マリー・ティアニーは南バーミンガムの三姉妹の長女として生まれ、教育現場で約20年の経験を経て作家としてデビューしました。デビュー作である『夜が少女を探偵にする』は、彼女の才能を広く認められる機会となりました。影響を受けた作家には、トマス・ハリス、スティーヴン・キング、エドガー・アラン・ポーの名を挙げています。現在はイングランド東部の湿地帯フェンズに住んでいます。
一方、訳者の能田優は北海道函館市出身の英米文学翻訳家で、さまざまな翻訳作品を手掛けています。
なぜ、本書を読むべきか
本書には、物語に引き込まれる一気読み必至の緊迫感と、エイヴァの成長物語も描かれています。読者はただのサスペンス小説とは異なり、少女探偵が心の葛藤や意義を見いだしながら事件に立ち向かう姿を目の当たりにし、深い感動を与えられることでしょう。また、猟奇殺人事件の背後には、想像もつかない悲劇が隠されていることが明らかになるにつれて、物語のスリルだけでなく、その背後にある人間ドラマにも触れることができます。この作品は、サスペンス小説ファンはもちろん、成長物語を楽しむ読者にもおすすめです。
書籍情報
- - タイトル: 夜が少女を探偵にする
- - 著者: マリー・ティアニー(能田優 訳)
- - 発売日: 2026年2月28日
- - 定価: 1,265円(税込)
- - ISBN: 978-4-10-241161-2
- - 公式URL: 新潮社
この機会にぜひ、マリー・ティアニーのデビュー作を手に取ってみてはいかがでしょうか。