令和7年2月の主要建設資材需給・価格動向調査
国土交通省が実施した令和7年2月1日から5日にかけての主要建設資材の需給および価格動向調査によると、調査した全ての資材において需給が“均衡”していることが明らかになりました。特に、生コンクリートや鋼材、木材といった重要な資材においても、価格はほとんど影響を受けない状況が続いています。
調査概要
調査の結果から、以下のポイントが浮かび上がりました。
- - 価格動向:石油製品は「やや上昇」傾向にある一方で、その他の主要資材は「横ばい」を維持。
- - 需給動向:全ての調査対象資材において需給が「均衡」。
- - 在庫状況:全ての資材における在庫は「普通」とのこと。
この調査は、建設工事の円滑な進行を目的に、国土交通省が毎月行っています。建設業界の安定を図るために、資材の需給や価格の変動を地域別に細かく把握することが重要とされています。
被災3県における特異な動向
特に、岩手、宮城、福島の被災県においても、調査が行われました。
- - こちらでも石油の価格は「やや上昇」と認識されていますが、他の資材は「横ばい」に推移。
- - ただし、アスファルト合材(新材)の需給は「やや緩和」となり、異形棒鋼は「豊富」との報告もありました。
これらの結果は、今後の建設プロジェクトへの影響や工事計画に重要な指標となるでしょう。
結語
今回の調査結果は、建設資材の価格と需給の均衡状態を確認するもので、引き続き資材市場の安定を維持するための重要なデータとなります。今後の建設業界の展望に注目が集まる中、適切な資材供給体制が求められています。国土交通省は、情報の収集と分析を続け、安定した建設環境の実現を目指します。
国土交通省の公式ウェブサイトでは、より詳細な調査結果や資料も公開されていますので、興味がある方はぜひアクセスしてみてください。