心音の物語が新たに広がる！単行本化で描き下ろしを収録

男性医師の言葉が導く、少年の成長物語

多くの読者の共感を呼び、SNS上でも話題となった作品『心音（しんおん）』が、描き下ろしを加えた完璧な形で単行本化されることが決定しました。この特別な一冊は2025年7月31日に発売され、ファンにとって待望のリリースとなります。

心音の魅力

本作は、健康診断で男性医師からかけられた一言が中学生・久瀬の人生に深い影響を与えていく様子が描かれています。彼は様々な人々との関わりを通じて、少しずつ成長していく姿が感動的に表現されており、思春期の葛藤や不安をリアルに描いています。物語は数年後、研修医として働き始めた久瀬のもとに、再びあの声が響くところから展開を迎えます。この続きがどうなるのか、読者の心を引きつけてやまない要素が満載です。

フルカラーの魅力

今回の単行本は全ページフルカラー仕様となっている点も大きな特徴です。視覚的に美しい紙面で心音の世界を存分に楽しめるだけでなく、感情豊かなキャラクターたちの表情や背景が一層表現されています。これにより、物語への没入感が増し、読者を引き込む力がさらに強化されています。

限定描き下ろし19ページ

単行本の魅力は本編だけではありません。特別に収録される描き下ろし19ページは、単行本でしか味わえない内容となっており、主人公・久瀬が数年後に中学校を訪れるエピソードが描かれています。この新しい展開は、長い間ファンが待ち望んできたもので、多くの読者にとって感慨深い瞬間となるでしょう。

同時収録の初中編作品

さらに、『心音』の単行本化に伴い、作者あすかむの初中編作品『右頰のきずな』も同時収録されます。転んで膝を擦りむいてしまったサラリーマン・本間が、通勤途中に見つけた右頬を破れたクマのぬいぐるみと出会い、そこから連鎖する出来事を描いた物語です。本間の心の揺れ動きと彼の生活が交差し、ほのぼのとした中にも深いメッセージが込められています。