明里桜良デビュー
2025-06-18 12:00:27

初小説でファンタジーノベル大賞を受賞した明里桜良の物語、ついに登場!

日本のファンタジー小説界に新たな風を吹き込む作品が登場しました。明里桜良のデビュー作『ひらりと天狗 神棲まう里の物語』が、2025年6月18日に発売されます。この小説は、昨秋開催された「日本ファンタジーノベル大賞2025」で見事に大賞を受賞し、選考委員には著名な作家である恩田陸、森見登美彦、ヤマザキマリが名を連ねており、彼らからの絶賛の声が相次いでいます。

著者の明里桜良は、本書が初めての小説になりますが、彼女の創作は「見えない力に書かされている」ような特別な体験から生まれたと語っています。この印象的な表現からも、彼女が抱える独特な感覚に注目すべきでしょう。

選考委員である森見登美彦は、彼女の作品について「ファンタジーを書きながら摑んできた感覚を共有できるように感じる」とコメントしています。この言葉からは、彼女の作品がどれほど深く、また多くの読者に共鳴する力を持っているのかが伝わってきます。

ヤマザキマリ氏は、本作におけるファンタジーの幅広い描写と、現実の中に潜む幻想性の豊かさを称賛しました。また、恩田陸氏は「公務員と地霊の組み合わせが面白い。ヒロインの淡々として気負わない様子が魅力的」との評価を寄せています。

本書のストーリーは、平凡な公務員のひらりが直面する試練から始まります。彼女は母の実家で一人暮らしを始めることになりますが、そこで母の家系が代々天狗に願掛けをする特殊な役割を担っていることを知ります。最初は実感が湧かなかったひらりですが、次第に不思議な生き物たちとの交流を通じて自らの役割を自覚するようになります。

物語は、穴熊の夜三郎や天狗の飯野といったキャラクターとの出会いを描いており、豊穂市を襲う大台風を背景に、ひらりの成長と奮闘が繰り広げられます。この作品は、読者を魅了するファンタジーの要素とともに、リアルな人間ドラマをも織り交ぜています。

著者の明里桜良さんは1985年に愛知県で生まれました。彼女の創作のスタートとなったこの小説は、これからの日本のファンタジー小説の新たなスタンダードになる可能性を秘めています。気になる書籍の詳細として、四六判変型で定価は1,980円(税込)、そしてISBNは978-4-10-356331-0です。

新しい才能が生み出した本作品、『ひらりと天狗 神棲まう里の物語』にぜひ注目してみてください。きっと、読者の心に響く感動が待っていることでしょう。


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