ワーグナー・オペラ新作
2025-08-15 10:51:40

東京二期会が贈るワーグナー・オペラの新たな幕開け

東京二期会が贈るワーグナー・オペラの新たな幕開け



東京文化会館にて、2025年9月11日から15日まで、公益財団法人東京二期会が手掛けるリヒャルト・ワーグナー作のオペラ『さまよえるオランダ人』が世界初演されます。本公演は「Tokyo Opera Days 2025」の一環として、東京の舞台芸術を盛り上げるプロジェクトの一つとして位置づけられています。

このプロジェクトでは、演出を手掛ける深作健太と、指揮に上岡敏之を迎え、全ての制作面において日本の優れたクリエイターが参加。シーンの装置、衣裳、照明、映像など、各分野における専門家が一丸となり、現代的な解釈でこの古典的な作品を表現します。

上岡敏之の挑戦



上岡敏之は、これまでヨーロッパの歌劇場で数多くのワーグナー作品を指揮してきた実績を持ち、ついに日本でその指揮を披露します。彼の緻密な音楽解釈と詩情あふれる構築美が融合した新たなワーグナーの音楽体験をお楽しみいただけます。これにより、聴き手の心を打つ、まったく新しいワーグナー・サウンドが生まれることでしょう。

深作健太の視点



深作健太は映画的視点を舞台に持ち込むことで知られ、今作でもその独自のアプローチが期待されます。彼の演出により、オペラの劇的かつエモーショナルな物語が一層観客の心に迫ることでしょう。その手腕は、これまでの作品にも見ることができ、観客を圧倒します。

オールジャパンのクリエイター



本公演では、若手からキャリアを重ねたクリエイターが集結します。
  • - 装置デザイン*久保田悠人
建築的な美を舞台に持ち込み、現代的なオペラの空間を創出します。彼の手掛ける空間は、視覚的に強い印象を与え、観る者を物語の世界へと引き込みます。

  • - 衣裳デザイン*西原梨恵
幅広いジャンルで活躍する彼女がワーグナー作品に新たな視覚的要素を加えます。感受性豊かな衣裳がキャラクターの持つ深い感情を引き出します。

  • - 照明デザイン*喜多村貴
オペラの舞台照明における第一人者として、深作健太の舞台演出において、光と影のニュアンスを活かした演出が期待されます。

  • - 映像デザイン*栗山聡之
舞台映像に新しい息吹をもたらし、視覚的に作品をさらにドラマティックランクアップさせる役割を果たします。彼の映像は物語の流れをより一層深く感じさせる手助けをしてくれるでしょう。

ワールドプレミエに寄せて



「Tokyo Opera Days 2025」は、東京のオペラ公演の魅力を国内外に広めることを目的としたイベントです。このフェスティバルでは、『さまよえるオランダ人』を中心に多彩なプログラムが展開され、オペラファンを惹きつけます。

オペラに対して興味を持つすべての人々に、特にアジア圏の皆様にその魅力を伝える重要な機会となります。音楽、演劇、視覚芸術が一体となった新たなアート体験として、多くの人々に感銘を与えるでしょう。

どの世代の方も楽しむことができる、芸術の秋を存分に堪能してください。オペラ『さまよえるオランダ人』を通じて、東京から世界へ新たな文化を発信するこのプロジェクトに、ぜひご期待ください。


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