映画ファンが選ぶ2025年6月のベスト映画に『国宝』
映画ファン必見の情報が届きました。エンターテインメントを発信する「ぴあ」が主催する「月イチ!ぴあテンランキング」にて、2025年6月公開の映画の中から最も評価された作品が発表されました。その結果、栄えある1位を獲得したのは、映画『国宝』です。
このランキングは、映画評論家やライター、編集者ら27名の専門家によって行われました。彼らは2025年6月に日本で公開された映画の中から自らが選んだベスト3を挙げ、ポイント制で投票を行いました。1位には5ポイント、2位には3ポイント、3位には2ポイントが付与され、最終的に得られたポイントによってランキングが決定されました。
『国宝』が1位を獲得
『国宝』は、幅広い年齢層から支持されており、興行成績でも高い評価を得ています。この映画は、梨園以外の世界から歌舞伎の道に挑む役者の苦労や成長を描いたドラマです。特に、熾烈な修行や試練を経て日本の人間国宝となる姿は、多くの観客の心をつかみました。映画評論家の笠井信輔氏は、「映画賞を総なめにする可能性がある」と評価を述べ、この作品の素晴らしさを証明しています。実際に、8人の投票者全員がこの作品を1位に選んだという快挙を達成しました。
大健闘の他作品
ランキングの第2位には、ブラッド・ピット主演の『F1/エフワン』が選ばれました。この映画は、プロットと演出が絶妙で、観る者に心地よい体験を提供するハリウッド製作の力を見せつけました。映画史や時代劇を研究している春日太一氏は、「プロットも演出もキマっており、最高に心地よい」と称賛しています。
第3位には、韓国の作品『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』が選ばれました。この映画は、自由奔放な女性と穏やかな男性の友情を描いた心温まる物語で、「生きづらさを抱えた二人の痛みと友情に感動した」という意見が寄せられるなど、無名の作品ながら強いインパクトを持つ結果となりました。
4位にはフランシス・フォード・コッポラ監督が40年の歳月をかけて完成させた『メガロポリス』がランクイン。5位には小栗旬をはじめとする豪華キャストが出演する『フロントライン』が名を連ね、7位には物語の急展開が話題となった『罪人たち』が選ばれるなど、バラエティに富んだ作品が、観客や評論家に評価されています。
このように、2025年6月の映画ランキングは、期待作や話題作が勢揃いし、上半期を締めくくるに相応しい結果となりました。これからの映画界の動向にも注目が集まります。ランキングの詳細や投票者のコメントは、アプリやウェブサイト「ぴあ」で確認できますので、ぜひチェックしてみてください。