新たなギャンブル漫画『バクアクギ』が登場
2025年3月7日、待望のギャンブル漫画『バクアクギ』がリリースされます。この作品は、現在の社会問題を鋭く切り取りながら、スリリングなゲーム展開で描く大胆な物語です。原作をりんご犬、作画をふぉっくスーが手掛けた本作は、一見して楽しそうなゲームが、実は命懸けの現実を突きつけるという確かなメッセージが込められています。
ストーリー概要
物語の舞台は、戦後に繁栄したかつての先進国。しかし、今では「経済的奴隷」と化した国の姿があります。国民の福祉が廃止され、生活保護や年金などの社会制度もなくなった時、突然提示されたのが「棄民救済法」です。この法律は、一見救済の名の下にゲームを通じて「生産性のある国民」を選出するものとなっています。主人公の戸辺五十六は、アイマスクをした女性・釈迦堂つくもと共に、この絶望的なギャンブルに巻き込まれていくのです。
ゲームの内容
『バクアクギ』の第1巻では、まず屋内でのスリリングなゲーム展開が描かれます。第1ゲームはあみだくじ、第2ゲームはビンゴといった、誰もが知る親しみのあるゲームが選ばれますが、そのルールは非常に危険なものです。プレイヤーたちは、この生き残りをかけた競争の中で、知略を駆使し、巧妙に戦略を練らなければなりません。命を賭けた選出ゲームは、彼らのスリリングなやり取りによって、その緊張感を増し続けます。
作画と原作の熱意
この作品の魅力は、何と言ってもその迫力ある作画です。ふぉっくスーの繊細ながらも力強いタッチは、ギャンブルの緊迫した瞬間をしっかりと表現しています。また、原作を手掛けるりんご犬のコメントによれば、「多人数ゲームものを描きたかった」という熱い思いが伝わります。その中で、作品のテーマやメッセージを見事に反映させています。
読者へのメッセージ
著者たちは、読者に「もし自分がこの状況に置かれたらどうするか」と考えながら読んでもらいたいと語ります。各ゲームの結果が、どのような影響を及ぼすのか、その答えはページをめくることでしかわかりません。『バクアクギ』は、ただのエンターテイメントではなく、現実に私たちが直面している問題を考えさせられる深い作品です。
今後の展開も期待されるこの作品。命がけのギャンブルに挑むキャラクターたちの姿にぜひご注目ください。彼らの決断が、果たしてどのような結末を迎えるのか、ぜひその目で確かめてほしいと思います。
特典情報と購入方法
『バクアクギ』の第1巻は、B6判176ページで定価770円(税込)。購入は
こちらのリンクから可能です。読者特典情報もご用意されているので、詳しくは公式サイトをチェックしてください。全てのファン必見のギャンブル漫画、どうぞお見逃しなく!