マンボウ・キーの個展
2025-05-01 14:30:29

台湾の気鋭アーティスト・マンボウ・キーの個展『Home Pleasure|居家娛樂』が渋谷に登場!

台湾の新星、マンボウ・キーの個展が開幕



台湾の多様性を体現する気鋭のアーティスト、マンボウ・キーの個展『Home Pleasure|居家娛樂』が、2025年5月30日から6月9日まで渋谷PARCOのPARCO MUSEUM TOKYOで開催されます。この展覧会では、彼が探求してきた個人的かつ社会的なテーマ、特に家族、ジェンダー、セクシュアリティ、クィア・アイデンティティに焦点を当てた作品が紹介されます。

展覧会の詳細


本展では、東京都現代美術館の藪前知子氏をキュレーターとして迎えることで、一層の深みを持った作品展示が実現しています。マンボウ・キーは、代表作であり台北美術賞グランプリを受賞した『Father’s Videotapes』を中心に、未発表作品や日本未公開作品も披露する予定です。特に彼の祖母をモチーフにした作品や、ファッションフォトグラファーとしての活動で得た新作も並ぶ予定です。

家族とアイデンティティの探求


マンボウ・キーの作品は、彼自身の家庭環境から始まります。思春期に偶然発見した父親の禁断のビデオテープが、彼のアイデンティティ探求のきっかけとなりました。これらのテープは1980年代から2000年代にかけての父親の娯楽や旅の記録を含んでおり、個人の記録を超えた「誰かに見せること」を意図していました。この家族の記憶を再解釈することで、新たな視点から家族やアイデンティティを見つめ直す機会を提供します。

新たな視点からの表現


本展は、マンボウ・キーが発見した「居家娛樂」という言葉をテーマに、様々なメディアを通じて新しい視点を提示します。彼は、客観視と主観の交差点で、過去の記録を現代に照らし合わせ、自己のアイデンティティや社会的役割を探求しています。こうした試みが、来場者にどのようなインスピレーションを与えるのか注目です。

身体性や社会的周縁性についての対話


マンボウ・キーは、クィア・カルチャーに焦点を当て、家族関係やトランスジェンダーの問題なども視野に入れた作品を手がけています。彼の活動は、国際的な対話の場を広げると同時に、アジア人としてのアイデンティティの重要性を提起しています。また、彼の表現には、自身の民族的ルーツである客家文化を背景にした作品も含まれており、新たな儀式的形式を模索しています。

まとめ


このように、マンボウ・キーの個展『Home Pleasure|居家娛樂』は、ただのアート展ではなく、台湾の文化やアイデンティティに関する重要な対話の場となることが期待されます。全ての人々が感じ、考え、共鳴することのできる作品が揃い、多くの反響を呼ぶこと必至です。入場は無料ですので、ぜひ気軽にお立ち寄りください。


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