第4回警察小説新人賞がついに決定!
2025年6月26日、待ちに待った第4回警察小説新人賞の選考会が行われました。新しい才能を発掘するこの賞は、小学館が主催し、文芸エンターテインメント界に新たな風を吹き込むことを目的としています。
受賞作は「それぞれの正義」
選考委員による厳選なる審査の結果、最終候補作の中から吉良信吾氏の「それぞれの正義」が栄えある受賞作に選ばれました。この作品に対し、選考委員である東山彰良氏は「書きぶりは堂に入っており、プロとしてやっていける風格をたたえていました」と評価。一方、柚月裕子氏は「スピード感もあり掴みは抜群」とコメントし、作品の魅力を称賛しました。
受賞作の出版は2026年1月を予定しており、小学館から単行本が登場します。受賞を祝う贈呈式も同時期に都内で開催される予定です。
警察小説新人賞の意義
警察小説は、時代を越えて人気を集めているジャンルであり、エンターテインメント界にも多大な影響を与えています。この賞は、警察小説の新しい書き手を発掘し、その作品を原作として映画やコミックに展開することも視野に入れ、2017年に創設されました。2022年には「警察小説新人賞」としてリニューアルされ、さらなる発展を目指しています。
この努力により、今後も多くの才能がインスパイアされ、新たな名作が生まれることを期待しています。
受賞作の概要とあらすじ
受賞作である「それぞれの正義」は、熊本県警察本部の監察係に所属する阿玉清治が主人公です。彼は非違事案の調査を命じられ、意識不明になっている刑事、澤守の過去に秘められた謎を追います。この調査には、家族との関係や地域社会の期待も絡み、人間ドラマが展開されていきます。
物語は、熊本地震が関連する失声症を患った息子の苦悩とも交錯し、複雑な人間模様と意外な真実が描かれます。吉良氏がどのようにこれらのテーマを巧みに織り交ぜるのか、必見の作品です。
著者の吉良信吾氏は沖縄出身の作家で、熊本県に在住の会社員です。新たな文筆家として、今後の活躍に期待が高まります。
公式サイトで受賞情報をチェック
受賞の言葉や選考委員の詳細な評価は、警察小説新人賞の特設サイトに掲載されています。また、作品に対する感想や意見もぜひお寄せいただきたいと思います。
警察小説新人賞特設サイト
新しい才能の登場と、警察小説というジャンルのさらなる発展に期待が寄せられます。今後の動向に注目です!