きたがわ翔が新作を発表する展覧会「このまの会」開催
2025年8月11日から16日までの間、小津和紙小津ギャラリー(東京・日本橋)で現代作家グループ「このまの会」による展覧会が行われます。この展覧会には、漫画家・きたがわ翔氏が参加し、新作をお披露目します。
この展覧会は、2021年に発足した「このまの会」に基づき、現代日本画家・須藤和之氏が推進しています。日本画、写真、油彩、そして漫画などさまざまなジャンルの作家が集まり、和紙の魅力を活かした作品に取り組んでいます。出展者たちは江戸時代から続く小津和紙を使用し、各作家が個々のスタイルでの新しい挑戦を行います。
きたがわ翔氏の新作展
きたがわ翔氏は、昨年の原画展「きたがわ翔原画展2024 ~ 涼 ~」で小津和紙とのコラボレーションに挑戦し、今回の展覧会への参加が決まりました。初めての参加となる本展では、特に和紙を用いた作品を発表する予定です。
「和紙を絵に取り入れて、波紋のようなレース模様や雨粒の広がりを意識した作品を描きました。その独特の質感が、私の絵と絶妙に調和しています」ときたがわ氏は語ります。この機会に、和紙の魅力や日本画の新たな形を感じていただけること間違いなしです。
展覧会の詳細
開催日時:
2025年8月11日(月)~8月16日(土)
時間:10:00~18:00(初日は13:00、最終日は16:00まで)
場所:
小津和紙小津ギャラリー
東京都中央区日本橋本町3-6-2小津本館ビル2階
(TEL: 03-3662-1184)
ギャラリートーク:
8月16日(最終日)14:00~15:00(出品作家による座談会)
入場料:
無料
きたがわ翔氏の作品への思い
きたがわ氏は、「実際に小津和紙を見せていただき、作品に合うものを選びました。デジタルが主流の中で、アナログな表現で発表できるのは特別な体験です。会場を涼しくして皆様をお迎えしますので、ぜひ見に来てください」と、訪問を呼びかけています。
きたがわ翔氏の経歴
きたがわ翔氏は1981年に中学2年生でデビューし、以後、青年誌を中心に多彩な作品を発表しています。特に1988年の『19〈NINETEEN〉』は、彼の代表作として大きな支持を受け、ビデオアニメ化もされています。2025年には漫画家歴44年を迎え、ますます精力的な創作活動を続けています。
最後に
展覧会「このまの会」は、伝統的な和紙の魅力を味わえる貴重な機会です。ぜひ、この機会にきたがわ翔氏の新作と、様々なアーティストたちの作品を楽しみましょう。