坊っちゃん文学賞、ショートショート作品を募集します!
松山市にて、文学の新しい創造を目指す「坊っちゃん文学賞」の作品募集が決定しました。令和7年5月1日から9月30日までの期間中、最大4,000字のショートショートを応募できます。この賞には、特に優れた作品に輝く大賞が用意されており、受賞者には50万円の賞金が授与されます。
背景と目的
「坊っちゃん文学賞」は、松山市の市制100年を記念し、文学的伝統を引き継ぐため昭和63年に設立されました。この地域は、近代俳句の祖である正岡子規や小説『坊っちゃん』の著者、夏目漱石ゆかりの地でもあります。そのため、地元文化の振興と新たな青春文学の醸成を目指しています。過去には多くの作家や人気作品を輩出していますが、第16回からはショートショート文学賞としてリニューアルされています。
最近の開催では、全国47都道府県を含む海外からも作品が集まるなど、多くの応募がありました。また、原文を基にした「よみ芝居」公演も好評で、文学の楽しさを広めています。この文学賞は、誰もが参加しやすい短い形式であるため、世代を問わず文学への関心を深めることができる機会となっています。
応募内容
応募資格は年齢や職業、国籍を問わず、広く一般の方に門戸を開いています。ただし、作品は日本語でオリジナルかつ未発表のものに限ります。
- - 作品のテーマ: 制約はなく、自由な発想でライティングしてください。
- - 応募方法: インターネットまたは郵送にて。郵送の場合は必要事項を記載して応募書類を送付してください。
- - 締切: 令和7年9月30日(火)23時59分まで。
審査員の紹介
今年の審査員には、現代ショートショートの旗手である田丸雅智氏をはじめ、声優の大原さやか氏、映画監督の山戸結希氏が名を連ねています。また、アンバサダーにはGENERATIONS from EXILE TRIBEの白濱亜嵐氏が就任し、SNSを通じてこの文学賞の魅力を広めてくれることが期待されています。
賞と特別賞
大賞には50万円の賞金が贈られ、佳作には10万円、また今年から新設された小学生特別賞には図書カードが与えられます。この小学生特別賞は、若い世代の創造力や文章力を育む狙いがあります。
発表と表彰式
結果発表は令和8年1月末から2月にかけて行う予定です。受賞者には、表彰式にて直接通知されるほか、旅費は松山市が負担します。大賞作品は、文学ファンにも有名な雑誌『ダ・ヴィンチ』に掲載される予定です。
参加方法や注意点
応募作品は何度でも応募可能であり、学校やクラス単位でも参加できます。ただし、応募作品は返却されず、選考に関する問い合わせには応じられないため、注意が必要です。また、作品に実在の企業名や個人情報の使用は避け、他の文学賞への同時応募も控えてください。
文学に対する情熱を形にし、あなたの声を世に広める絶好の機会です。多くの皆さんの応募を心よりお待ちしております!