第58回 豪華浪曲大会 ~一期一芸~
2025年11月28日(金)、中央区立日本橋公会堂にて、浪曲界の華である京山幸枝若が参加する『第58回 豪華浪曲大会』が開催されます。この大会は、落語や講談と並ぶ「日本三大話芸」のひとつに位置づけられ、多くのファンに愛されてきた浪曲の魅力を存分に堪能できる機会です。
開催の背景
実行委員長である玉川太福の指揮のもと、この豪華な浪曲大会は、昼の部「東西至宝競演」と夜の部「東西若手奮迅」というテーマで構成されます。昼の部では、京山幸枝若を始めとする豪華な面々が一堂に会し、夜の部では新しい世代の浪曲師がその実力を競い合います。
浪曲の魅力
浪曲は、言葉だけでなく、三味線の伴奏にのせて登場人物たちの感情を表現する芸能です。特定の譜面がないため、浪曲師はその日の観客の雰囲気に合わせて演技を変えることが求められます。この絶妙な呼吸の中に感動が生まれ、観客を魅了します。
見どころ満載のプログラム
昼の部:東西至宝競演
1. 港家小蝶次(曲師:伊丹けい子)「小猿七之助改心」
2. 京山幸乃(曲師:虹 友美)「福引き騒動」
3. 三味線大合奏と玉川祐子✕玉川太福「浪曲コント」
4. 澤雪絵(曲師:玉川鈴)「大山詣り」(脚色:池上勇)
5. 玉川奈々福✕春野恵子(曲師:広沢美舟、旭ちぐさ)「瞼の母」(作・⾧谷川伸)
6. 天中軒雲月×京山幸枝若「対談」
7. 富士琴美「マジック浪曲」
8. 天中軒雲月(曲師:沢村博喜)「瑶泉院涙の南部坂」(脚本:芦川淳平)
9. 京山幸枝若(曲師:虹 友美)「左甚五郎伝より一席」
このように多彩なプログラムが予定されています。103歳の現役曲師、玉川祐子による浪曲コントや、豪華な三味線大合奏も見どころです。観客は、浪曲の魅力だけでなく、笑いや驚きも体験できることでしょう。
夜の部:東西若手奮迅
夜の部では、若手の実力派がその手腕を披露します。関西を中心に活躍する真山隼人が新しい浪曲化に挑戦するほか、最年少浪曲師の国本はる乃が国本武春の作品に挑戦します。これらの若手が生み出す“食うか食われるか”の緊張感は、観る者を惹き込みます。
チケット情報
チケットは2025年9月27日(土)からカンフェティにて販売開始予定です。昼夜共に完全入替制であり、各部の観覧料金は一般4,500円~5,000円程度の設定となっており、学生割引も使用可能です。また、通し券もあり、お得に両方の部を楽しめます。
まとめ
浪曲という伝統的な芸能を通じて、多世代が集う『第58回 豪華浪曲大会 ~一期一芸~』は、古き良き日本の文化を再発見する素晴らしい機会です。ぜひともその場に足を運んで、浪曲の深い世界に浸ってみてはいかがでしょうか?
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