株式会社汐文社が受賞!教育機関向けの新しい書籍
株式会社汐文社が、著書『石のふしぎがわかる!岩石・宝石ずかん(全3巻)』の出版により、名誉ある第27回「学校図書館出版賞」を受賞しました。この受賞は、全国学校図書館協議会が主催するもので、優れた学校図書館向け書籍を表彰することを目的としています。授賞式は8月8日(金)に行われる予定です。
書籍の内容と魅力
『石のふしぎがわかる!岩石・宝石ずかん』は、清水洋美さんが著し、柴山元彦さんが監修を務めた作品で、主に幼児から小学校低学年の子どもたちを対象にしています。この全3巻のシリーズは、岩石や鉱物について、どこで見つかるのか、何に使われるのかをわかりやすく教えてくれる内容が特徴です。子どもたちは身近にある石や建物を観察することで、地球の不思議に気づいていきます。
本書は、子どもたちの探求心を育むための調べ学習向けの書籍としても非常に優れた設計となっています。読者が自分で調べ、探す楽しみを味わえるように工夫されており、親や教育者からも高く評価されています。
書籍の詳細情報
- - 発売日: 2025年3月
- - ISBN: 978-4-8113-1440-2
- - 判型・ページ数: AB判 / 各32ページ
- - 主な対象年齢: 幼児から小学校低学年
- - 定価: 9240円(本体価格8400円)
- - セット内容:
- (1) 自分でさがせる!火成岩編
- (2) 化石にも出会える!?堆積岩・変成岩編
- (3) 見つけられたらラッキー!宝石編
著者と監修者について
清水洋美さんは、自然科学関連の児童書を中心に幅広い分野で編集や執筆を行っているフリーランスの編集者です。その代表作には、「はじめて読む科学者の伝記」や「細胞タウンの大冒険」などがあり、子どもたちに科学への興味を促す作品多数を発表しています。また、監修者の柴山元彦さんも、長年にわたって地学教育に尽力している教育者であり、地域社会での地学の普及活動にも積極的に取り組まれています。
学校図書館出版賞とは
この賞は、学校図書館向けに特化した優れた出版企画を表彰し、学校図書館向け図書の充実を図ることを目的としています。選定は厳格に行われ、特に優れた企画に対しては大賞や特別賞も授与されています。
株式会社汐文社の歩み
汐文社は1976年から児童向け書籍を主に手掛けており、特に学校や公共図書館向けのセット商品を多く出版しています。子どもたちに命の大切さや平和を伝えることを目指し、名作「はだしのゲン」シリーズも多くの人に親しまれています。2013年にはKADOKAWAグループに加わり、今後も児童書の発展に寄与していく予定です。
このように、株式会社汐文社の取り組みは、子どもたちに理科への興味を持たせるだけではなく、探求心を育む教育資源として今後の重要な役割を果たすことでしょう。