オトバンクが挑む睡眠課題の解決
株式会社オトバンクは、2023年11月、NTT DXパートナーとNTT東日本が運営する企業共創型コミュニティ「ZAKONE」に参画したことを発表しました。このコミュニティは、日本が抱える睡眠に関する問題を解決するために、多様な業界の企業が集まり、共同で新しいサービスや事業の創出を目指しています。ZAKONEは、2022年9月に設立され、現在では200社以上の企業が参加する日本最大の睡眠改善コミュニティに成長しています。
オトバンクは、音声コンテンツの制作や提供を行っている企業で、「audiobook.jp」といったオーディオブックサービスでも知られています。音声コンテンツは、就寝前のリラックスタイムにぴったりで、ユーザーの多くがこの形式で楽しんでいるという点で、オトバンクとZAKONEの事業目的は非常に親和性があります。
代表取締役社長のコメント
オトバンクの代表取締役社長・久保田裕也は、ZAKONEに参加できることに大きな喜びを感じていると述べました。久保田社長は、特に日本の睡眠時間の短さを指摘し、国全体にとって重要なテーマであると強調しています。彼は、昨年オトバンクが音声コンテンツを通じて手掛けた「おやすみ書店 みみみん」の事例を挙げ、音声がもたらすポジティブな影響について語りました。実際に、このプロジェクトでは、入眠までの時間が短縮されるというデータが得られたといいます。
音声コンテンツの真価
オトバンクは音声コンテンツの企画から制作、編集に至るまでを一貫して手がける企業として、その専門知識を活かし、ZAKONE内での柔軟なコンテンツ制作を進める考えを示しています。具体的には、音声だけの絵本「おやすみ書店 みみみん」を通じて、子どもたちの寝かしつけの課題に取り組んでいることが挙げられます。このように、音の力をもって睡眠課題の解決に寄与する意向を表しています。
オーディオブックの利用増加
近年、スマートフォンやワイヤレスイヤホンの普及により、オーディオブックが急速に人気を博しています。ストーリーを耳で楽しむことで、日常の様々なシーンで「ながら読書」が可能になり、特に移動中や家事をしながらでも利用されています。オトバンクのサービス「audiobook.jp」は、このトレンドに乗って成長してきており、サブスクリプションプランが多くの利用者を引き付けています。
まとめ
オトバンクがZAKONEに参加することによって、音声コンテンツの提供を通じて睡眠課題の解決に向けた新たな価値を創造していくことが期待されます。国全体の健康に寄与する重要な取り組みに、多くの人々が注目しています。そして、音の力を生かした睡眠改善が、今後ますます広がっていくことが、オトバンクの活動を通じて実現していくことでしょう。