ファミリーマート、熱中症対策と健康白書発行で企業の新たな取り組みを発表

ファミリーマートが挑む健康経営と熱中症対策

株式会社ファミリーマートが、社員の健康保持と熱中症対策の強化に向けて新たな取り組みを行っています。この施策は、特に猛暑の中での安全な労働環境の確立を目指すものです。2019年から推進している健康経営の一環として、今年の梅雨の頃には「職場での熱中症対策義務化」が施行され、これに伴い会社全体での対策が強化されています。

熱中症対策の具体的な取り組み

熱中症対策義務化に基づく具体的な活動として、ファミリーマートは以下のような取り組みを進めています：

1. 社内イントラネットや衛生委員会を通じた注意喚起と対策の周知。
2. 加盟店向けに具体的な対策を提供し、店舗で実施するべき項目をリスト化して配信。これにより、印刷掲示を促進しています。
3. 毎年期間限定でブレイン・エナジーに関する注意呼びかけ動画を店舗のデジタルサイネージにて流しています。
4. 健康管理室のウェブサイトを刷新し、産業医が話す啓発動画を公開。
5. 社内に設置された給茶機には、水分補給の重要性を啓発するポップを掲示。

さらに、夏季の間は「ファミマサマータイム」を実施し、就業時間を1時間前倒しすることで、涼しい朝に出社することを促進しています。この取り組みは業務効率化と同時に節電にも寄与しており、双方にとってのメリットを追求する姿勢が伺えます。

健康白書の発行と今後のビジョン

新たに発行された「健康白書」では、ファミリーマートが過去6年間にわたって実施してきた健康経営活動の成果と今後の取り組みについてまとめられています。この文書は、社員が自らの健康に対する意識を高めるための指針ともなります。具体的には、健康診断の受診促進や、生活習慣改善をテーマにしたセミナー、ウォーキング活動を通じた健康促進を行っています。さらに、メンタルヘルス対策としてはストレスチェックの結果の速やかな通知や面談を促進するシステムも導入しています。

「健康白書」からは、健康数値が改善された社員もいる一方で、特に20代・30代の健康課題が浮き彫りになっています。このため、ファミリーマートはこれからも予防と早期対策に取り組むことで、健康経営のさらなる推進を図るという方針です。【リンク】はこちらから確認できます。

地域とともに歩む姿勢

ファミリーマートは「あなたと、コンビに、ファミリーマート」を掲げ、地域に寄り添い、お客様一人ひとりと温かいつながりを築くことを目指しています。また、社員や加盟店の健康と安全を守るための取り組みを通じて、社会全体への貢献を果たしていくことを旨としています。今後も健康経営の実現に向けた努力を続け、新たな安全基準の確立への期待が高まります。