鉄道車両デザイン
2025-06-18 11:39:07

鉄道車両のデザインに迫る!30年の経験を知る一冊が登場

鉄道車両デザインに迫る!



2025年6月18日、イカロス出版から南井健治著『鉄道車両デザインの教科書』が発売されます。この本は、鉄道車両デザインの第一人者である著者が、30年以上のキャリアから得た知識と経験を余すところなく語る内容となっています。

本書の特徴



鉄道車両デザインの本質


鉄道車両に興味を持つ人たちにとって、その美しさや機能性は非常に魅力的なポイントです。しかし、実際にはそれをデザインする過程についてはあまり知られていません。本書は、近畿車輛に所属し、国内外の多くのプロジェクトを手がけてきた南井氏が、鉄道車両デザインの全貌を描き出します。特に、「世界一美しい車両が欲しい」という驚きの要望に対し、デザイナーがどのようにアプローチするのかが記されています。

デザイナーの仕事の実態


鉄道車両のデザインと聞くと、多くの人は色やフォルムを決定するスタイリングシーンを思い浮かべるでしょう。しかし、実際にはデザイン作業はその一部に過ぎません。本書では、デザイナーの仕事がどのようなものか、そしてどのようにしてアイディアが形になるのかを豊富な実例を交えて解説しています。デザインの背後に隠れた思考プロセスを知ることで、車両のデザインに込められた意図や背景が見えてきます。

誰に読んでもらいたいのか


この本は、以下のような方々に特におすすめです:
  • - デザインに興味がある方や、デザイナーを目指している学生や若手
y- 鉄道事業者で実際に運営やデザインに関わっている方々
y- 鉄道車両に興味を持つファンの方々

本書の構成


本書は章立てがしっかりしており、鉄道車両のデザインがどのように進行し、デザイナーがどのような思考で仕事を行っているのかがひと目で分かります。具体的には、以下の章で構成されています:

1. 鉄道車両デザインの意味するもの
2. 鉄道車両のデザイン
3. 日本と海外の鉄道車両デザイン
4. 鉄道車両デザインに求められるもの
5. 魅力を創る
6. 鉄道車両をデザインする
7. 車両デザインの潮流
8. 付章ドバイ紀行
9. 終章まとめに代えて

書の中では、特にドバイメトロの案件に関する貴重な経験が語られ、日本のデザイナーではまず経験することができないような海外案件の実情を知ることができるのも大きな魅力です。

著者について


著者の南井健治氏は1957年、京都市に生まれました。1979年に京都市立芸術大学を卒業後、近畿車輌に入社し、30年以上にわたり鉄道車両のデザインに従事してきました。彼が手がけた車両はJR西日本や東京メトロ、大阪市交通局をはじめ、観光列車やLRVと多岐にわたります。最近では海外の案件にも挑戦し、その幅広い視点からデザインを語る姿勢が評価されています。現在はフリーの立場で、雑誌などに寄稿し、鉄道車両デザインの魅力を広げる活動を続けています。

書誌情報


  • - 書名:鉄道車両デザインの教科書
  • - 著者:南井 健治
  • - 発売日:2025年6月18日
  • - 仕様:A5判/264ページ
  • - 定価:3,080円(本体2,800円+税10%)
  • - ISBN:978-4-5022-1617-3

この本は、鉄道デザインや交通に興味を持つすべての人にとって必読の書です。あなたもこの機会に鉄道車両の魅力を発見してみてはいかがでしょうか。


画像1

画像2

画像3

画像4

関連リンク

サードペディア百科事典: デザイン 鉄道車両 南井健治

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。