画期的な連携、eKYCがATMで実現
最近、株式会社Liquidとセブン銀行が手を組み、国内初となるATMを活用した本人確認サービス「LIQUID eKYC」を提供する基本合意が締結されました。全国で28,000台以上のセブン銀行ATMを利用し、2027年12月頃からこの新サービスを開始することを目指しています。
eKYCとは?
「LIQUID eKYC」は、契約やアカウント登録の際の本人確認をオンラインで完結する仕組みです。ユーザーは運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類をスマホで撮影し、それをAI技術によって照合。さらには公的個人認証も活用するなど、高いセキュリティを誇ります。この新たな連携により、オンラインでの本人確認が難しいユーザーも、セブン銀行のATMを通じて、簡便にサービスを利用できるようになります。
変わる本人確認の見通し
2027年4月に予定されている犯罪収益移転防止法の改正では、企業に対して厳格な本人確認が求められるようになります。これに伴い、銀行での口座開設やスマホ契約時にはマイナンバーカードのICチップ読み取りが原則義務化されます。しかし、ICチップ読み取りが不可能なケースでも、セブン銀行ATMを使うことで本人確認ができるようになるため、特に高齢者や外国人ユーザーにとって大きな利点となります。
便利さと効率
Liquidとセブン銀行の提携によって、複雑な本人確認プロセスが簡略化されることで、事業者は業務効率が向上し、ユーザーはより便利にサービスを利用できる未来が期待されています。セブン銀行ATMには、24時間365日対応可能な「ATM窓口」サービスもあり、これまで対面で行う必要があった手続きが簡単にこなせるようになっています。
利用方法のシンプルさ
「LIQUID eKYC」を導入している企業のサービスを申し込む際、生成されたATM本人確認用のQRコードを持参し、セブン銀行ATMにかざすだけで本人確認手続きは完了です。この結果は、LIQUIDを通じて各企業に連携され、自動的に一元管理されます。
未来に向けた技術
Liquidは、AIと生体認証を活用したeKYC市場で7年間連続No.1のシェアを誇ります。最近の生成AIの普及に伴い、より高い精度での本人確認が求められる中で、この提携はますます重要性を増してきています。今後、フィッシング耐性を持つ多要素認証やアカウントリカバリー時の本人確認といった新たなシーンでもeKYCの活用が進むでしょう。
結論
Liquidとセブン銀行の連携は、金融界における新たな雛型を示すものです。2027年のサービス開始に向けて、全国のセブン銀行ATMでのeKYC利用がいかに便利になるか、今後の展開に注目が集まります。これにより、オンラインとオフラインのシームレスなサービスが実現され、利用者の利便性が格段に向上することが期待されています。