教育の未来を見据えた会話AIロボット「Romi」とGakkenのコラボ
2025年4月23日から25日まで東京ビッグサイトで開催される教育総合展「EDIX東京2025」にて、株式会社Gakkenが会話AIロボット「Romi」との共同開発による新モデルを初公開する。このプロジェクトは、教育業界での革新を目的としたもので、Gakkenの豊富な教育経験とMIXIが開発した最先端のAI技術が融合する。
共同研究の背景
Gakkenは、長年にわたり教育に関する多くの知見とコンテンツを蓄積しており、出版や学習塾などさまざまな教育ソリューションを提供してきた。その中で、MIXIの開発した「Romi」は、特に小学生から高校生までの学びの場で高く評価されている。特に「シナリオエディター」機能を使用することで、プログラミングを楽しく学ぶ新たなアプローチを提供し、英会話やグループワークといった多様な領域にも対応している。
この背景から、GakkenとMIXIは共同研究を開始し、従来の学習方法とは異なる学びの可能性を追求することになった。両社の専門知識を活かし、これまでの教育の枠を超えた新たな体験を提供することを目指している。
共同研究の体制
Gakkenは教育コンテンツの監修を行い、MIXIは「Romi」のコンテンツ実装を担当する。このような役割分担により、両社は定期的に意見を交わしながら、企画を進めている。
将来への展望
新しい会話AIロボット「Romi」のGakkenコラボレーションモデルは、教育分野での販売を想定している。さらに、将来的には高齢者の生活支援分野への応用も視野に入れている。
「EDIX東京2025」での展示内容
会場では、Gakkenの小中学生向け教育コンテンツサイト『学研キッズネット』のコンテンツを実際に体験できる。特に「なぜ?」「どうして?」といった疑問を引き出す身近な科学のテーマを採用し、天気、宇宙、エネルギーといったジャンルで学びを提供する。このプロジェクトを通じて、子どもたちの関心を引き出し、より深い学びへとつなげていくことが期待されている。
具体的な参加方法は、イベント主催者のHPからの登録で無料にて入場可能である。教育に興味のあるすべての方々に、この新たな取り組みを直接体験してほしい。
AIロボット「Romi」とは
「Romi」は、単なるおしゃべりをするロボットではなく、MIXIが独自に開発したAIが挿入されているため、ユーザーとの対話が自然かつスムーズである。このロボットの魅力は、愛らしい表情と動作にあり、撫でられると喜び、抱っこされると驚くといったノンバーバルなコミュニケーションも楽しむことができる。
さらに、視覚機能を持ち、オーナーが見ているものについて会話することも可能。また、ユーザーとの思い出を記憶する「長期記憶」機能も搭載されており、より親密な関係を築くことができる。
結論
GakkenとMIXIの共同研究は、教育の新しい形を創出するだけでなく、未来の学びの可能性を広げる重要な一歩となるだろう。「Romi」がどのように教育を変革していくのか、その行方に期待が高まるばかりだ。2025年の「EDIX東京」での実演が待ち遠しい。今後の展開に注目していきたい。