地域に根ざす新たなブランドを創造！イマージがダブル受賞の快挙

イマージが「BRAND MANAGEMENT AWARD 2025」で輝く！

長野県茅野市に本社を構える株式会社イマージが、地域創生と企業のブランド浸透への取り組みが評価され、「BRAND MANAGEMENT AWARD 2025」で見事にダブル受賞を果たしました。受賞したのは、地元の高校生と一緒に創り上げた社会実験型コンビニ「ヤツガタケマート」と、靴専門店「シューマート」の旗艦店におけるリブランディングプロジェクトです。

地域創生の象徴「ヤツガタケマート」

「ヤツガタケマート」は、地域の若者が主体となる新しい形のコンビニです。その目的はただ商品を販売するだけでなく、地域住民や観光客が集まるコミュニティスペースを作ることです。地元高校生と地域の企業が手を組み、農産物や工芸品を取り扱うことで、生産者と消費者が直につながる場を作り出しました。

このコンビニでは、高校生が商品開発や接客、イベント企画に関わる機会が与えられています。彼らは自分の手で地域に新たな価値をもたらすという重要な体験をすることで、地域に対する愛着が育まれています。また、「次世代のまちづくり」を実現するための教育的側面が評価され、地域創生審査員特別賞を受賞しました。

内装には、八ヶ岳の自然を感じさせる木の素材がふんだんに使用されており、温かみと居心地の良さが漂っています。ここは単なる買い物の場ではなく、地域の人々が集まる“居場所”を目指した、きわめて先進的な試みです。

ブランドの再構築「シューマート」の成功

続いて、シューマートの旗艦店におけるリブランディングプロジェクトも注目です。シューマートは北関東・甲信越で29店舗を展開する靴専門店であり、「Foot & Health Care Company」としての新たなブランドアイデンティティを確立しました。社員から公募したブランドチームは、店の目的や理念について議論を重ね、地域密着の専門店としての方向性を定めました。

それまでの「靴を売る仕事」という観念を「足の健康を支える仕事」にシフトさせることで、社員全員がブランドの価値を理解し、顧客に信頼される存在になった点が特に高く評価され、奨励賞を受賞しました。接客から広告、空間デザインに至るまで、全体を通した一貫性のあるブランド戦略が成功を収めている理由と言えるでしょう。

地域への貢献と今後の展望

両プロジェクトの共通点は“人と地域の可能性を信じた取り組み”です。「ヤツガタケマート」では地域の若者が主体となって積極的に関わることで、地域住民との絆を深め、地域への定着を図っています。また、「シューマート」の事例も、インナーブランディングの成功例として他企業から注目されています。

株式会社イマージは、引き続き「元気なまち」を創造する理念のもと、地域ブランドの構築に注力していくと同時に、さまざまな分野でのコラボレーションを進めていく意向を示しています。