啓林堂書店50周年の特別イベントがスタート
株式会社啓林堂書店(本社:奈良県大和郡山市)は、創業50年という記念すべき年を迎え、読書体験を多角的に楽しむ連続イベントと店頭フェアを開催します。本イベントは、2025年の10月中旬から11月中旬までの予定で、参加者が本と新たな出会いを果たし、読んだ後の楽しみまでを広げる内容が盛り込まれています。
本イベントの背景
現代は多くの情報に囲まれ、簡単に誰とでも繋がれる時代です。その中で、啓林堂書店は「本のある暮らし」の温もりと豊かさを再認識するための機会を提供します。2023年12月には、近鉄奈良駅前に滞在型ブックカフェ「書院 SHOIN」をオープン。この新しい空間では、10万冊の書籍を備え、読書と出会った後の楽しみを提供しています。今回の50周年イベントは、このコンセプトをさらに発展させ、奈良から新たな読書文化を未来へと繋げる取り組みです。
具体的な開催内容
1. 店頭フェア「本に夢中」
イベントの一環として、奈良店をはじめとする複数の店舗で行われる店頭フェアでは、書店員が自身の熱意を込めた一冊を紹介します。「#わたしを夢中にした本」というテーマのもと、読者にとっての発見となる本や新しい読み方が提案されます。このフェアは2025年11月中旬まで開催されます。
2. トークセッション&ワークショップ
さらに、著名な文芸評論家やブックインフルエンサーを招いた数々のトークセッションやワークショップが予定されています。これにより、参加者は本を読んだ後の感想の書き方や、伝え方について学ぶ機会を得られます。
- - 本を書き留める、伝える(日時:2025年10月18日)では、三宅香帆氏とブックインフルエンサーしんや氏が、感想を発信する方法について語ります。
- - 本を味わう(日時:2025年10月19日)では、ミシマ社の三島邦弘氏が、より深い本の読み方を提案します。
- - 本をつくる、届ける(日時:2025年11月2日)には、出版社の代表たちが本作りの苦労や楽しみを共有します。
3. 短歌ワークショップ
また、奈良を感じながら短歌を作るワークショップも開催され、岡野大嗣氏が言葉の紡ぎ方について教えてくれます。このように多様な内容が用意され、参加者が本への理解を深め、自らの表現方法を見つける手助けとなるイベントです。
参加方法
興味のある方は特設サイト(
啓林堂書店50周年特設サイト)から申し込むことができます。イベントへの参加を通じて、啓林堂書店のブックライフの豊かさを実感していただけることでしょう。
最後に
啓林堂書店代表取締役社長の林田幸一氏は、今回の50周年に向けたメッセージとして、物質的な豊かさだけでなく、精神的な価値を大切にすることの重要性を強調しています。本を通じて、人々の暮らしをより豊かにすることを目指す啓林堂書店の取り組みに、ぜひ注目してみてください。