坂本龍一展開催
2025-08-07 14:50:34

坂本龍一の創作の原点を再発見!大阪で大規模企画展が開催決定

坂本龍一の創作の拠点を振り返る展示が大阪で実現



坂本龍一の音楽やアートに対する愛情を再認識できる大規模企画展が、大阪での開催を決定しました。この展覧会は、「sakamotocommon OSAKA1970/2025/大阪/坂本龍一」と名付けられ、2025年の万博に合わせて特別なコンセプトを持っています。

実施日程は2025年8月30日から9月27日までで、新しい文化を生み出すための場所「VS.」を会場に、坂本の作品や影響を与えた音楽が多面的に展示されます。事前予約チケットは既に販売が開始されており、人気を集めています。特に、大阪で初めて開催されるこの展覧会は、坂本の作品とは違った角度から彼自身を知る良い機会になるでしょう。

展覧会のテーマと背景


展覧会のテーマは「1970年の坂本龍一」。この年、当時18歳の坂本は大阪万博で数々の芸術や音楽に触れました。この万博は彼にとって、無調の電子音楽や前衛アートとの出会いの場であり、彼の音楽的背景を形成する重要な出来事だったのです。例えば、西ドイツ館でのカールハインツ・シュトックハウゼンの《Spiral》や、中谷芙二子の霧の彫刻、クセナキスの音響芸術など、多様な体験が未来の音楽家としての坂本に強い影響を与えました。

坂本の作品とその影響


坂本は、1970年の万博での経験を通じて、音楽に革新をもたらす道を進むきっかけを得ました。その後の作品においても、彼は常に新しい音の探求を続け、特にシンセサイザーの導入が彼の音楽において大きな刺激となりました。この展覧会では、彼が手がけた音響彫刻や、その演奏データを活用した新たな試みが展示される予定です。

次世代への架け橋


また、大阪万博から55年後の2025年に再び大阪で万博が開かれることを受け、坂本の遺産を次世代のクリエイターにどう渡していけるかを考えるプロジェクトが進行中です。この展覧会を通じて、坂本が求めた記憶や時間、音の探求が新たな創造を促すことを目指します。大阪市内の新しい文化の発信地「VS.」で、そのコンセプトがどのようにリアルに具現化されるのか期待が高まります。

展示内容と参加方法


展示される作品には、坂本自身による音響作品や、さまざまなアーティストとコラボレーションした作品が含まれています。チケットはオンライン予約制で、一般は2200円となっています。また、18歳以下や大学生、障がい者については特別な料金体制が設けられています。

坂本龍一の豊かな音楽世界を、一緒に体験してみませんか?この大規模企画展は、坂本が培った音楽の旅の一端を知る良い機会です。彼が触れた芸術の数々を通じて、これからの音楽をともに体感しましょう。


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