新刊『コンサート・ヒストリー』
2025-05-16 12:54:17

日本のライブ・エンタテインメントに迫る新刊『ACPCオフィシャル 日本コンサート・ヒストリー』

日本のライブエンタテインメントの変遷を振り返る



本日、5月16日に発売されたムック『ACPCオフィシャル 日本コンサート・ヒストリー』は、ライブ・エンタテインメントの歴史をコンサートプロモーターの視点から描いた、貴重な資料です。本書は、一般社団法人コンサートプロモーターズ協会が編著し、日本の音楽シーンの過去から現在、そして未来に至るまでの歩みを詳しく紹介しています。

戦後からの歩み



日本におけるライブ文化の発展は、戦後の復興期に始まります。米軍キャンプでのイベントや、日劇ウエスタン・カーニバルなどがそのはじまりでした。これらの出来事は、音楽ファンにとっての新しい出会いや体験を提供し、その後、海外アーティストの招待による本格的な来日公演が実現していきます。

この流れは、フォークやロックといった新たな音楽ジャンルの登場とも相まって、全国のコンサートプロモーターたちによる活動の多様化を促しました。彼らは様々な課題に直面しながらも、次第に日本のライブシーンを支える重要な存在となっていったのです。

大規模化と進化



時が経つにつれて、日本のライブイベントは大規模化し、環境も変化していきました。チケットサービスの整備により、より多くの人々がライブに参加できるようになり、音楽シーンはまさに盛り上がりを見せています。『ACPCオフィシャル 日本コンサート・ヒストリー』では、こうした時代の移り変わりやエンタテインメントの進化を詳細に描写しています。

現場の声とリアルな信念



全国を代表する13名のコンサートプロモーターによる証言は、本書の大きな魅力の一つです。彼らは、現場でさまざまな命題に直面し、その中で培ったリアルな信念と思いを語ります。特に、最近のチケット転売問題や自然災害、そしてコロナ禍における課題についても触れ、ライブ・エンタテインメントの現状をより深く理解する手助けとなるでしょう。

未来への展望



この本を通じて、私たちは日本のライブ・エンタテインメントの歩みを知るだけでなく、未来への展望についても考える機会があります。プロモーターたちが描く夢や希望、そして現在抱えている課題は、今後の音楽シーンに対する重要なメッセージを含んでいます。観客として楽しむ私たちも、彼らの思いに共感し、ライブ文化の未来を共に見守っていきたいものです。

『ACPCオフィシャル 日本コンサート・ヒストリー』は、音楽ファンはもちろん、これから音楽業界に関わりたい人々にとっても読み応えある一冊に仕上がっています。ぜひ手に取って、ライブ・エンタテインメントの魅力を再発見してみてください。


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