日本人の健康を支える「健康これイチ」シリーズ
2025年6月30日、株式会社Gakkenから新しい健康実用書「健康これイチ」シリーズが創刊されました。初回として発売されたのは、腎機能の強化と血糖値を下げるための2冊。「これ1冊でわかる!名医が教える腎機能を強化するルールとレシピ」と「これ1冊でわかる!名医が教える血糖値を下げるルールとレシピ」の2冊です。
腎機能が気になる方に
慢性腎臓病(CKD)は日本における代表的な国民病。慢性的に腎機能が低下するため、初期には自覚症状がほとんど見られません。実際、患者数は約1400万人にのぼり、何も対策を講じないまま進行することが多いといわれています。言い換えれば、自分の腎機能が正しく維持できているかどうかを意識することが大切なのです。
本書の監修を担当するのは筑波大学特任教授の山縣邦弘氏。彼の経験と知識を基に、腎機能を守るための優れたルールが紹介されており、特に「腎臓寿命を延ばすための視点」が明確です。具体的には、減塩や低タンパク食についての実践的なアドバイスや、献立例も豊富に提案されています。
血糖値が気になる方に
糖尿病は一見すると身近な病ですが、実際にはその影響は想像以上に深刻です。糖尿病患者やその予備軍は、なんと2000万人を超えると言われています。高血糖状態が続くと、やがて糖尿病が進行し、重篤な合併症を引き起こすリスクが高まります。したがって、早期の対策が不可欠です。
本書のもう一方、「血糖値を下げるルールとレシピ」の監修は順天堂大学名誉教授の河盛隆造氏。河盛氏は、血糖値を効果的に管理するための信頼できるメソッドを紹介しており、特に自身に合った生活習慣を作ることの重要性を説いています。食事方法や日常のちょっとした工夫が、血糖値管理に直結するというアプローチは、非常に理解しやすいものです。
両書の共通点
両書の特徴としては、特効ルールと料理レシピが一つにまとめられている点が挙げられます。色鮮やかな図解が豊富に使われており、誰でも理解しやすい内容となっています。食事制限や厳しい運動を強要するのではなく、日常の中で気軽に取り入れられるポイントを押さえているのが「健康これイチ」シリーズの魅力です。
今後の展開
「健康これイチ」シリーズは今回の2冊にとどまらず、今後も「コレステロール」や「尿酸値」に関する書籍が編纂される予定となっています。いずれも、国民病に対する新しいアプローチとして、気になる病気に悩む多くの方々にとって、実践的な情報源となることでしょう。
これからの健康管理をサポートしてくれる待望の一冊、本書をぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。健康を守るための具体的なステップが詰まっています!