『MEMORIES』が30周年を迎え、4Kリマスター版の上映が決定！

『MEMORIES』4Kリマスター版全国リバイバル上映決定！

1995年に公開され、多くのファンを魅了してきた大友克洋監督の名作『MEMORIES』が、この秋に30周年を迎えます。これを記念して、作品は4Kデジタルリマスター版として、2025年11月28日から2週間の期間限定で全国の劇場で上映されることが決まりました。本記事では、上映の詳細や大友監督からの特別コメントに迫ります。

映画の概要

『MEMORIES』は、「彼女の想いで」「最臭兵器」「大砲の街」という3つの短編から構成されるオムニバス形式のアニメーション映画です。各短編は異なる監督によって描かれ、特色ある魅力を放っています。「彼女の想いで」は、CGと革新的な画像処理技術を用いた美しい映像が印象的です。制作には若手クリエイターとの共同作業が反映され、常に新鮮な感覚を提供します。

それぞれの短編の魅力

- 彼女の想いで：宇宙飛行士たちが遭遇した幻覚の世界が描かれています。天才ソプラノ歌手の思い出がテーマとなり、非常に美しい映像が展開されます。
- 最臭兵器：一本の薬によって恐ろしい結果に結びつくサラリーマンの物語が描かれています。ブラックユーモアが効いたストーリーで、観客を引き込みます。
- 大砲の街：戦争が日常となった都市で、そこで暮らす人々の一日が淡々と描写されています。過酷な環境の中に生きる彼らの姿は、深いメッセージを持っています。

これら3つのストーリーは、作品全体として大友克洋ワールドをしっかりと表現しており、今なお色褪せることのない魅力を持っています。音楽も各短編で異なるアーティストによって手がけられており、感動を一層高めています。

大友克洋監督のお祝いコメント

この度、リバイバル上映に際して大友克洋監督から特別なお祝いコメントが到着しました。監督は、「30年という時を経て、再びこの作品が皆さんに届けられることを大変嬉しく思っています。作品が皆さんの心に響くことを願っています。」と述べています。また、監督自身による描き下ろしイラストも公開され、その魅力はさらに深まりました。

公開詳細や特典情報

全国64館の劇場での上映が計画されており、公式X（Twitter）では公開劇場の情報が随時発表される予定です。また、入場者特典や特別な企画も実施される予定ですので、ファンは要チェックです。

さらに、『MEMORIES』の4K ULTRA HD Blu-rayも発売が決定しました。この豪華版には、「彼女の想いで」のレイアウトコンテやアフレコ台本集が特典として封入されています。ファン必見のアイテムとなるでしょう。