2025年5月19日、フランス・カンヌにて開催されたカンヌ国際映画祭の公式プログラム「Cannes Next | Tech4Movies Global Show」において、GET Entertainment Inc.(以下、GETE)が全世界から選抜された12の革新的プロジェクトの中で第2位を獲得しました。このイベントは、映像とメディア業界の新たな技術を推進するスタートアップが集まり、アイデアを競い合うグローバルなピッチセッションです。GETEの代表、Katsuya Matsubara氏は、Web3時代におけるエンタメの新しい姿として、GETトークンの仕組みを紹介しました。
GETトークンとは?
Matsubara氏によれば、GETトークン(Global Entertainment Token)は映画制作、資金調達、視聴体験を革新するものです。従来の映画業界では創造的な決定が中央集権的な機関によって行われていましたが、GETはファン自らが参与できる分散型プロセスに変革します。観客はただの消費者ではなく、自らの投票を通じてどの映画が制作されるのか、予算配分にも関与することができるのです。Matsubara氏はこれについてこう語りました。「GETは利益だけに焦点を当てた中央集権的な意思決定を打破し、信頼、創造性、そしてコミュニティを軸にした新たなエンタメの在り方を提案します。」
高評価を受けたピッチ
今回のピッチは、国際的な審査員から高評価を受け、その革新性が評価されました。審査員長を務めたTransform Ventures創業者のMichael Terpin氏は、「GETのピッチは明確なビジョンを持ち、その可能性を最大限に引き出していました」と語り、GETEの今後の成長を期待しています。
GETプロジェクトの背景
GETEは2024年にWeb3技術を用いてファンの応援を可視化・資産化する「GETトークン」プロジェクトを始動しました。このプロジェクトでは、ファンの応援がトークンとして蓄積され、保有することで様々な特典や還元が得られる新たなエコシステムを構築しています。2025年5月14日にはGETトークンがGate.ioおよびMEXCに上場し、ユーザーがグローバルにアクセスできる基盤が整いました。
今後の展望
GETEは、今後も国際的なコンテンツスタジオやクリエイターと連携し、Web3を通じて「誰もが共創者になれる時代」の実現を目指します。GETトークンを通じてファンと共に新たなエンターテイメントの形を模索していく姿勢が、今後の業界に与える影響は計り知れません。この新しいプロジェクトが、視聴者の映画体験をどのように変えていくのか、大いに期待されます。
公式リンク
国際映画祭での成功を足がかりに、GETEの新たな挑戦は始まります。私たちもその行く先を見守り続けたいと思います。