フランスでKIMONO×DANCE PROJECTが熱狂的な盛り上がりを見せたJAPAN EXPO Paris 2025の舞台裏
2025年7月、フランス・パリで開催された「JAPAN EXPO Paris 2025」において、和装ダンスパフォーマンス集団「KIMONO×DANCE PROJECT(KDP)」が観客の心を掴みました。制作・運営元の株式会社KIMONO DANCE JAPAN(東京都世田谷区)は、KDPにおけるパフォーマンスの成功を受けて、さらなる活動に弾みをつけることとなりました。
大盛況の全公開公演
全5回の公演は、初日から観客で溢れかえり、推定10,000名以上の観衆を動員。平日の早朝にもかかわらず、多くのファンがKDPのパフォーマンスを見ようと集まりました。昨年度の初出演時に比べ、観客動員数が増加し、その進化を実感させられる絶好の機会となりました。
パフォーマンスは「伝統と革新」をテーマにしており、古き良き和文化と現代的な要素を融合させたスタイルで観客を惹きつけます。オリジナルの和楽器音源を使用したり、人気アニソンのカバーを取り入れたりと、視覚と聴覚の両面から楽しませる内容になっていました。特に、1公演につき4~9作品を披露する形式は、観客にとっても新鮮で、時間を忘れさせる魅力となっていました。
アップサイクルで生まれたオリジナル衣装
KDPの衣装も特筆すべきポイントです。古着の着物をアップサイクルしたオリジナル衣装は、各地で話題を呼んでいます。東京都文京区にある衣装レーベル・mirach design worksや、水曜日のカンパネラの衣装を手がけるLISA KUBOが茜らの衣装を製作し、伝統的な要素と高いファッション性を見事に両立しています。
人気アニメとのコラボレーション
アニメ『鬼滅の刃』の主題歌「残響散歌」を使用した演目や、映画『君の名は』の「スパークル」に乗せたダンスは特に反響が大きく、観客の心に深く刻まれました。21名のダンサーたちはそれぞれ異なるダンスジャンルを持ち寄り、ジャズ、バレエ、ワッキング、ハウス、コンテンポラリーなど多様なスタイルで共演。新体操の要素も取り入れた新たな試みは、観客を驚かせるものでした。
特別なコラボレーションステージ
イベント2日目には、KDP代表ののあがシンガーソングライター・空野大との急遽のコラボステージを実現。民謡とポップスを融合させた音楽スタイルで知られる空野氏のパフォーマンスや、尺八とDJグループ・DEAD COUNTの演奏に合わせて、即興ダンスを行う様子は会場を一層盛り上げました。
KIMONO×DANCE PROJECTの今後の展開
KDPは、国内外からのオファーを受け、多くの場所でパフォーマンスを展開していく準備を進めています。和装を通じて「愛」を伝えるその活動は、多くの支持を得ており、今後が非常に楽しみです。JAPAN EXPO Paris 2025のさらなる詳細や今後のパフォーマンス情報は、KDPの公式Instagramにて随時発表される予定です。
まとめ
KIMONO×DANCE PROJECTの熱い夜を体験した観客たちの笑顔や感動は、彼らのパフォーマンスの力強さを物語っています。伝統と現代の融合により、新たな文化が生まれる瞬間をともに目撃できたことは、非常に感動的な体験となったことでしょう。