新たに登場した『小学生のためのSSTワーク 低学年編』
シリーズ累計1.5万部を超える人気の書籍『中高生のためのSSTワーク』に続いて、学事出版株式会社から新たに『小学生のためのSSTワーク 低学年編』が発売されました。このワークブックは、特に小学校に入学したばかりの児童や、これから入学を迎える子どもたちを対象としています。入学前からスムーズに学校生活をイメージできるように設計されています。
ワークブックの内容と特徴
本書は、各項目に先生用の解説が付いた1ページと、子どもが自ら取り組むための20のスキルを学ぶための3ページから成る60のワークシートで構成されています。色とりどりのイラストが魅力的で、子どもたちが親しみを持って楽しめる内容になっています。さらに、親や教師に向けての「取り組み前の声かけ例」も豊富に掲載されており、家族や先生とのコミュニケーションの助けになります。
本書には、学校生活の基本が理解できることで「できる」自信を育むことを目指した内容が盛り込まれています。具体的な事例を通じて、日常の学校での様々な出来事を紹介し、子どもたちを支える一冊となっています。
さくらんぼ教室の取り組み
このワークブックの監修を行ったのは、1990年に設立されたさくらんぼ教室です。同教室は発達段階や個性に合わせて学習指導を行い、心のサポートや社会性などのコミュニケーションスキルを伸ばすトレーニングを提供しています。千葉県、東京都、神奈川県に14の教室があり、幼児から社会人まで3,400人が通っています。また、さくらんぼ教室は2024年秋期のTBSドラマ『ライオンの隠れ家』においてASD(自閉スペクトラム症)の監修を担当したことで注目を集めています。
監修者からのメッセージ
本書の監修者である伊庭葉子氏は、「社会性は教科として学ぶものではなく、日常生活の中で自然に身につけていくもの」だと述べています。子どもにとって理解しづらい「目に見えないルールやマナー」を明確にし、どう行動するかを学ぶことが重要です。子どもたちが日常生活での「できて当たり前」とされがちな行動を一緒に学ぶことを重視しています。
本書の魅力
この新しいワークブックでは、登校や授業参加、友だちとのコミュニケーションといった学校生活の基本的なスキルを、具体的なワークシートを伴って学ぶことができます。各スキルごとに目的やステップが明確にされており、子どもたちが自身で理解しながら取り組むことが可能です。またワークシートはコピー可能で、何度でも使えるため、繰り返し学ぶことで自信を育むことができます。
書籍の詳細と購入情報
『小学生のためのSSTワーク 低学年編』は、2024年10月に発売され、著者は伊庭葉子氏、編著は小寺絢子氏が務めています。定価は1,980円(税込)で、B5判の88ページから構成されています。
購入は
学事出版のオンラインストアやAmazonでも可能です。また、関連書籍として『中高生のためのSSTワーク学校生活編』や『コミュニケーション編』なども展開されており、家族や教師にとっても有用なリソースとなるでしょう。
この「小学生のためのSSTワーク 低学年編」は、特に小学校生活に不安を感じている子どもたちやその親にとって、非常に価値のある一冊になることでしょう。これからの学校生活がより楽しく、スムーズになる手助けをしてくれること間違いなしです。