『ヴァーリャの冒険』受賞
2025-05-28 18:09:35

「SSFF & ASIA 2025」で『ヴァーリャの冒険』がJ-WAVE賞を受賞!その魅力を徹底解剖

「SSFF & ASIA 2025」での受賞作品『ヴァーリャの冒険(Atom & Void)』



2025年のショートショート フィルムフェスティバル & アジア(以下、SSFF & ASIA)で、特別な栄誉を受けた作品がある。それがポルトガルの監督、ゴンサロ・アルメイダ(Gonçalo Almeida)による『ヴァーリャの冒険(Atom & Void)』だ。この作品は、日本のJ-WAVEが主催する「J-WAVE SOUND OF CINEMA AWARD」に選ばれた。

J-WAVE SOUND OF CINEMA AWARDとは?



J-WAVE SOUND OF CINEMA AWARDは、音楽、声、効果音など、映像作品における「サウンド」の重要性に注目した賞である。リスナーから成る100人の審査員が、サウンドデザイン、プロダクション、メッセージ性、オリジナリティ、ストーリー性の5つの視点から評価し、その結果、受賞作品が決定された。

『ヴァーリャの冒険』の受賞理由



今回の受賞理由として特に注目されたのは、本作のサウンドデザインにおける独創性と、その持つ圧倒的なインパクト。リスナーからは、「作品に引き込まれた」「音の細やかさが印象的だった」といった声が多く寄せられ、特にクモが生活する環境音の緻密さが評価された。自分がまるでその世界の一部になったかのような感覚を味わったリスナーも多いという。

サウンドで描く独特な空間



『ヴァーリャの冒険』の驚くべき点は、セリフが一切ないにもかかわらず、音の力でクモの感情や物語の雰囲気が伝わってくる点だ。静けさを巧みに用いることで、ミステリアスかつ催眠的な雰囲気が生まれており、観る者の心を惹きつけている。その独創的な音の世界観によって、作品はより深みを増している。

想像を超えるラスト



また、作品の終盤では、クモの視点から宇宙的なスケールが描かれ、多くの視聴者にとって印象的な驚きをもたらした。これに対して、「まるで自分がクモの内面を体験しているかのようだった」という感想も多く、物語が少し抽象的であるからこそ、音が持つ力が非常に強く感じられるのだ。

ゴンサロ・アルメイダ監督のコメント



受賞を受けて、監督のゴンサロ・アルメイダは「日本で初めて上映され、このような名誉をいただけたことは本当に特別です」と語った。そして、日本のファンタジックなホラーやSFジャンルへの敬意を表しつつ、支援をしてくれたJ-WAVEリスナーへの感謝も述べた。さらに、音のアイデンティティを形作った作曲家やサウンドデザイナーへの感謝も忘れなかった。

上映情報とその他のノミネート作品



『ヴァーリャの冒険』は、2025年のSSFF & ASIAのオンライン会場で特別に上映されるほか、表参道ヒルズやTAKANAWA GATEWAY CITYでもイベント上映が行われる。さらに、他にも多くの素晴らしい作品がノミネートされている。ぜひ、オンラインでこの作品を体験してみてほしい。詳細は公式サイトをチェックしてほしい。

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ジャンルを超えた新たな才能が輝く瞬間を、私たちは今年も楽しむことができる。


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