株式会社ガイナ(本社:東京都武蔵野市)が、8月1日より社名を「株式会社BENTEN Film」に変更することが発表されました。これまで数々の人気アニメーションを手がけてきた同社は、今回の社名変更を通じて新たなスタートを切ります。
社名変更の背景
この変更は、社名を変える必要があったからに他なりません。株式会社木下グループから株式会社Creator's Xへの株式譲渡が完了し、その結果、ガイナは新たな親会社であるCreator's Xグループの一員となりました。この社名変更は、その流れの一環として行われます。
BENTEN Filmという名の由来
新たに名付けられた「BENTEN Film」の「BENTEN」は、芸術や知恵を司る女神・吉祥寺弁財天(弁才天)に由来します。創業当初からの地元である吉祥寺には、神田川の源にあたる井の頭池があり、そこに祀られる井の頭弁財天は、同社の芸術と創造の信仰の対象となっていました。また、「BENTEN」は、会社が歩んできた原点そのものを象徴しています。
そして「Film」という言葉には、アニメ制作だけでなく、映画や映像の持つ新しい可能性への期待が込められています。この名称には、時代の変化に柔軟に対応し、さらなる発展を目指す積極的な姿勢が表れています。
新ロゴのデザイン
新会社のロゴデザインには、波線が使用されており、これは水の神サラスヴァティーを起源とする弁財天の水の流れを象徴しています。波のような形は、BENTEN Filmの作品が人々の心に広がることを願ってデザインされています。また、この波線にあしらわれた色は日本の伝統色である緋色で、情熱と力強さを表現しています。
会社概要
これからのBENTEN Filmは、アニメーションの企画・制作を行いながら、その名に恥じない作品を提供し続けることを目指します。代表取締役社長は従来通り浅尾芳宣氏が務め、所在地は東京都武蔵野市吉祥寺本町1丁目12番13号 センチュリーホーム吉祥寺ビル6階に変わりありません。新しいウェブサイトも現在準備中とのことです。
展望
この社名変更を契機に、BENTEN Filmはさらなる飛躍を遂げることが期待されています。新たに生まれ変わった同社が、今後どのような作品を発表し、業界にどのような影響をもたらすのか、ファンたちの関心が高まっています。これからもBENTEN Filmの動向から目が離せません。彼らの新たな挑戦に、ぜひご注目ください。