サイコホラー『エリカ』の実写化が待望のスタート
8月1日、フジテレビの動画配信サービスFODにてドラマ『エリカ』の完成披露イベントが行われました。この作品は、楠本哲による傑作サイコホラーコミックスを原作としており、主演は若手女優の茅島みずきが務めます。多くのホラーファンに愛され続けてきた原作が、どのように映像化されるのか、期待が高まります。
完成披露イベントの様子
この日、イベントには茅島みずきと青嶋役の渡辺大知が登壇し、作品の魅力や撮影の裏話などを披露しました。特に茅島は、「岡本玲さんがVTRでおっしゃっていたように、現場ではドロドロしたものを浴びながら撮影が進みました。場所によっては、お弁当を食べるのも、ちょっと心苦しい思いがありました」と撮影の苦労を語りました。
渡辺は、初日の撮影を振り返り、「午前中は恋人ショットを撮影し、午後はナイフを持って血まみれになるシーンに転換するなど、非常に激しいアップダウンがありました」と明かし、茅島の演技力に感心している様子が見受けられました。また、視聴者に見てもらいたいポイントとして、二人はそれぞれのキャラクターへの思い入れや見どころを語りました。
独自の視点で描かれる狂気
原作やドラマの中で描かれるエリカの狂気など、常に視聴者の期待を裏切る展開が魅力です。茅島は「エリカの青嶋先生への執着心が徐々に見えてくるので、その変化に注目してもらいたい」と語りました。渡辺も同じく「自分が演じる青嶋に向けたエリカの言葉は、本来嬉しいものであっても、彼女から発せられると不気味さを感じる」と、その感情の深さを語りました。
シーンのこだわり
茅島が特に推していたのは、エリカと青嶋が対峙する重要なシーンです。この感情の機微を表現することに苦労しつつ、自身の演技でそれを成功させられたことに満足感を感じている様子が印象的でした。
さらに、エリカの家のセットや、彼女が青嶋先生に作るビーフシチューのデザインにもスタッフのこだわりが光ります。量や見た目に関して「本当に食べられるものなの?」と二人が疑問を口にするほど、異様なものでした。
主題歌とダンスにも注目
ドラマの主題歌『distortion』も紹介され、茅島はこの曲がドラマの雰囲気にピッタリ合っていると絶賛。振付にもこだわりがあり、エリカの独特な世界観を表現しているとのことです。
視聴者に向けて
最後に、茅島は「この作品には細部にわたる思いが込められていますので、楽しんでもらえれば嬉しい」とメッセージを寄せ、渡辺は「サイコホラーだけではなく、人間の愛の狂気も描いた作品です。観ることで新たな何かを体験できるかもしれません」と締めくくりました。
全6話、思わず見入ってしまう展開を楽しみに、ぜひFODでご覧ください。